Winter's man

すべて備忘録

ポルノグラフィティ BUTTERFLY EFFECTツアー@広島文化学園HBGホール 2017.12.11-12

ポルノグラフィティの15thライヴサーキット「BUTTERFLY EFFECT」が始まってます。

 

私はこれまで川崎と札幌2日目に行ってて11日が3回目。でも今までは3階と2階という遠い席でコンタクト付けても限度がある強度の近視の私にはよく見えない〜〜〜💦ってことがいっぱいだった。おまけにそういう時に限ってオペラグラス忘れるしなっ。あ、もちろんポルノのライヴはどこの席でも楽しいけどね!

 

今回は初めての1階席!それも4列目(端の方で前2列がなかったので実質2列目!)そして2日目もドセンター2列目。昭仁の真ん前!これも席運がいい相方さんとフォロワーさんのおかげです…!本当にありがとうございます。

それにしてもどうしよう当日。ひぃーーーー死ぬかも私!!…………!!!!!

 

そういうことで行ってまいりました。広島公演。

ツアー中ですので多分にネタバレ含む、てかネタバレのオンパレードです。そしてもちろん間違っている箇所も多いと思うし、勝手な思い込みのところめちゃくちゃあります!おまけに長い!

読むのは自己責任でお願いします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回まず演出が結構凝ってます。

 

ポルノのライヴって結構シンプルで、凝っていても照明や映像がちょっと派手だったりかっこよかったりすごかったり素晴らしかったり曲にぴったり合ってたりするだけで、やっぱりメインは歌と演奏かなーっていうイメージでしたね。

まあ、今回もメインはあくまで歌と演奏に変わりはないんですが…ふふふ。観るとドキドキしますよ。にやけますよ。笑いますよ。素敵ですよ。

 

始まる前、ステージには端から端まで5枚のスクリーンが下りています。ちょうど窓に掛かるロールスクリーンみたいなもの、それが5枚下りている。

そこに映し出されているのは飛行機の影。雲の合間を何機も飛行機が横切る。そして飛行機が消えると丸い円、から線が右に伸びて次の円が現れそこに線が繋がる。円の上にはローマ字が1文字。円と線が端まで行ったら今度は下に伸びて次に左に進む。円は全部で29個。ローマ字はS→K→H→K→T→Y〜と続く。

これ、感のいい人ならすぐ分かるよね!

私は一番最初に見た時は、公演と都市の移動を飛行機の空路を描くようにしているんだろうとは思ったけど何分ローマ字がよく見えん!のと、どうしても三郷、川崎、釧路〜〜〜と覚えていたので、えーこれはなんじゃらほい???とハテナ状態であったよ。これ都道府県名なんすよね。だから公演数39じゃなくて29。

 

で、その後はまた飛行機の陰影。飛行機の下を覗くような大きな影も。

ここで思いますよね。もしかして、今回のツアーのコンセプト、メインになる曲ってアレじゃないかって。そう、夜間飛行。

結局はメインというわけではなかったですが、ある意味においてはめっちゃメイン。核になった曲かも知れません。

スクリーンには飛行機が何度も映り、BUTTERFLY EFFECTツアーの都市名も出て(これは漢字で)煌めく夜景、それから「BUTTERFLY EFFECT」のアルファベットがばらばらにほどけて客席に迫って来る!!ここ大事。あーこのツアーのライヴに来たんだ!と感激する。

そして画面は変わり、暗くなったスクリーンに白く縁どられたメンバーが歩いているシルエット。横へと後ろへと前へとただ二人が歩いている。スクリーンの中ほどで歩いていた2人が今度はスッと下に降りてきて、右と左からそしてシルエットが止まったところに本物のポルノの2人が……!!!

スクリーンは降りたまま透けて見える向こうで曲が始まります。

 

 

夜間飛行

 

 

この曲が始まる前の映像についてだらだらと書いてみましたが、こういうの上手く伝えられないっすね。無理ですね。てかステージ観てもらえば一発で分かりますね。

  

手前のスクリーンにはステージ上から下へとゆっくり落ちる泡の映像。

ゆっくり落ちて下のちょうど昭仁が立っているあたりで渦巻いて消える。

スクリーン奥、昭仁と晴一が立っているその後ろで、ちょうどステージの真ん中あたりにあるのかな?下まで落とされた薄いカーテンがあって、そこに水の波紋のような模様(ちょうど水に油を落とした時にできる模様で色のないもの)が投影されている。これは遠くからだとあんまり確認できなかった。でもこうやって映像を重ねているから厚みのあるシーンが作られているんだね。

カーテンの向こうにはサポートメンバー。姿はほとんど見えない。

ただ手前の岡野と新藤が透けて見える。

これが遠くで真正面から見た時に本当に幻想的で美しい。まるで泡の浮かぶ水の中で音楽が奏でられているかのように。それを私たちは水槽の中を覗くように、或いは自分たちもあたかも水の中を漂っているかのように音楽を聴くのです。

それより何が一番美しいかって岡野昭仁の歌声。

例えばラジオの「Walkin' Talkin'~徒然ダイアローグ~」で言っていた、「一歩引いて、溶けるようにお客さんに届くような歌い方とかにチャレンジしてみたい」というような努力とその成果をここで堪能させていただく、といった感じなのですよ!そしてこの歌い方がまたこの曲に合っているんだなあ…。その心地よさときたら。はあ、いつまでも聴いていたい。本当にありがとうございます;;;;

 

そして映像の演出、大サビに入る前の「君はいない。FLY FLY〜」の辺りから映像の落ちていた泡が今度は一斉に上に上がって行くんです!

芸が細かい!

と言いながらも…、あれ?泡って普通、上から下へ落ちて行くより、下から上へ上がっていくやんね。

グラスの中のサイダーの泡やシャンパンの泡とかそうでしょ。

この途中から上昇していく泡というのは、多分「FLY 」で飛ぶ、というイメージと、大サビに向かって上がっていく気持ちを泡が上へ昇って行くことで表現したのかなと思うけど、じゃあどうして今まで泡は落ちてたの??

泡が絶対に落ちないということがないのか、私には知識がないけど、一見普通ではないことを表現していることが、実はこの歌詞とリンクしてて不思議な空間を作り出しているのかも知れません。

夜間飛行っていわゆる不倫関係を匂わせてる歌詞ですよね。

夜にしか飛び立てない2人。

彼が腕時計を外さないのは彼自身に他に一緒に時を刻む関係の人がいて(家族?)そこをいつも気にしてなければならないから。

「月が綺麗」が的はずれになるのは2人がだいぶ世代が違う、或いはある意味価値観が違うから。

そして私好みじゃないPerfumeは、その香水が彼自身のものであろうと彼の他の彼女の移り香であろうと、その香水を自分好みに変えることが出来るほどの関係性ではないこと。

だから曲の最後の方で一斉に泡が上がって行くのを見ると、もうこの主人公はどんどんどこかに落ちているのかなって。

男性のことを君と呼び(年下かな?)一見女性の方に余裕がある恋愛に見える。でも、彼女はきっと彼が彼女を愛すより、より多く彼を愛している。愛しすぎた方がたぶん負けてしまうの。

その負けが見えた瞬間なのかなって。

人間が沈んで行く時ってその人の周りに取り巻いてた空気がどんどん上へ逃げて行くでしょ。そんな感じ。

曲のクライマックスとは反対にそんな気分に襲われていくんだよね。

 

  

そして、広島1日目はスクリーンの間から、歌い終わった昭仁がほうっと息をつくのを見てしまった……!!!その仕草の美しいこと………!!!ほんま尊いです;;;;

 

 

Montage

 

 

この曲が始まる前にステージ真ん中にあった薄いカーテンのみが上に上がり、サポメンの姿が見えるようになります。

一番手前の5枚のスクリーンはまだ下りたまま。そこによく刑事ドラマとかで観るモンタージュ写真が映る。カシャッカシャッと音を響かせて。それはメンバーの写真じゃないですか!!

始まりのサビを歌い終わるとスクリーンが半分上がり、やっとメンバーとサポメンが直に見れるようになる。

半分上がったスクリーンには色々過去にメディアに出た写真が切れ切れに、次々に投影されている。めちゃくちゃカッコイイ映像です!最初見た時はなぜこれをMVにしなかった…!!???と思いましたもん。何回見てもそう思うもん。

びっくりしたのはサポメンのtasukuさんがキーボード(シンセサイザー?)を弾いてたこと。マルチプレイヤーとは聞いていたけど、本当じゃー!!

晴一はレスポール。最初の夜間飛行ではヴィンテージのクリーム色のテレキャスを弾いてたよ。

今回のツアーではこのテレキャスがメインになってるみたい。

どういう音の違いがあるのかは私には分かんないぞ。ごめんなさい。

 

 

 真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ

 

 

この曲はリリースしてからライヴで生演奏で演ったのが、たぶん真赤激のイベントの時のみで今回のツアーで大方のファンは初めて聴くんじゃないでしょうか。

幸いにして私は真赤激に行くことが出来たのでツアーで2回目の視聴になります。

これは知っての通り譜割りは細かいテンポは速い息継ぎできない、でラジオではセトリに入れたくないなーとか仰ってた。

細かい演奏について音楽的なことはあまり詳しくないし、聴き取れてないんですけど、真赤激の時は歌うだけで精いっぱいな感じで、彼が伝えたいことってイマイチ伝わってこなかったように思う。それでも演奏が始まっただけでギャーーーッ!!!と(心の中で)叫んだけどね!

何でこんな風に思ったかというと、今回の広島2daysで聴いたこの真っ白~が、めちゃくちゃリズムに合ってて演奏とぴったり合っててすんごい気持ち良かったからです。

昭仁の歌!真助さんのドラムのダダン!歌!ドラム!!みたいな感じで(もしかして叩き方を変えているのかも??とも思うけど)もちろんドラムだけじゃなくて他の楽器ともぴったりで、昭仁が今までになく余裕たっぷりで歌うのがとってもとっても爽快感があったんだよね。札幌でも余裕あるなーとは思ってた。でもこれほどまでは!きっと回を重ねる毎にどんどん進化してるんだよね…。昭仁……恐ろしい子……!!

 

全然違う曲だけど、ぱのよんで演った「光のストーリー」、もしかして今だったらこれも余裕で歌えるんじゃないだろうか。そんな話をフォロワーさんと話してたとこでしたよ。

ぱのよんの光のストーリーは二番に入る前に少しの間を設けていた。ツアーの途中からそれは行われたらしいけど、真っ白~でもCDとは違ってライヴではほんの少し間があった。シンクロMVでLiARに尺を合わせてたみたいに。厳密に言えば私の記憶では札幌ではそうだった。広島では覚えてない…。

 

 

MC

 

 

MCは相変わらず覚えていられないので……^^;

ただ広島1日目は広島カープの話題炸裂でした。

晴一「全国で封印してきたカープの話が思う存分できるね!」と嬉しそう(笑)

テレビや配信で良かれと思って話してたカープ話だけど、この間やったしまなみテレビの公開配信で言ったら、全然反応が無くて…みたいなことを言っていました。

確かにポルノファンでも皆が皆カープファンとは限らないもんね。

私は親やダンナが熱心に話す、私の好みとは違うお気に入りの話題を受け流すように聞いてるよ(笑)あーはいはい良かったねーみたいな感じ。顔はにこにこしながら。

あっ、もちろん真赤激に行ってからはめちゃくちゃ広島カープには敏感になりましたよ^^;

 

そしてこのツアーで一緒に回ることになったtasukuさんの紹介。彼は広島県福山の出身だとか!

tasukuさんは台湾や夏のフェスでもポルノチームに参加しています。

 

ちなみに広島1日目の昭仁の衣装は、茶色のヒョウ柄のふわふわひらひらした薄いシャツ(脇が深く割れていて裾にひもがひらひら。うなじのとこがとっても抜けていて色っぽい…)を上着に白いTシャツ、黒い横にいくつもしわの寄ったサテンのような光沢のあるぴったりしたパンツ。晴一は裾に何か模様の入った薄い水色のガウン?コートのような上着でスカーフを垂らし、下は白いTシャツ。パンツはサルエルでひざ下と裾のあたりにベルトが付いてました。

2日目の昭仁は紫色の、昨日よりは短めのシャツを袖をまくって羽織っていました。黒い細い線で絵が書いてあったけど何の絵か分からず。下の白Tシャツとパンツは同じ。晴一は昨日と同じでスカーフだけ模様が違ってました。

 

 

ワールド☆サタデーグラフティ

 

 

「月曜なのに雪がちらほら~@%&$(聞き取れず)広島なのに一人じゃない」って歌ってたね。

18年の歴史を感じてもらうような曲をやります、ってようなことを言ってて。その後に始まったのがこの曲。めっちゃ楽しくて飛び跳ねてた!!!

 

 

ダリア

 

 

前の曲終わってすぐ昭仁にギターが渡される。バズリズムで使っていたグレーのギターです。最初はフェンダーのギターかな?って思ったけど、これTONE BLUEのTB Guitarworks J-Modern Gold Foilという神戸で作っているギターらしいです。

実は、tasukuさんが参加した台湾でも夏フェスでも昭仁はギターを一切弾いてなかったの。これは台湾では初めての海外ワンマン公演ということとフェスでは出演時間が短いことなど、ヴォーカリストとして最大のパフォーマンスをすることを目指しての選択なのかなと思っていた。でも、本人がヴォーカルをもっともっと頑張っていきたいようなことを常々言っているので、もしかしてこれからはギターを弾かないでヴォーカルに専念するのかなと危惧(?)していたのです。

だってやっぱり昭仁くんのギターの音色も聴きたいんだもん。ギター構えた姿見たいんだもん!

だからこの時心の中で

トリプルギターキタ━━━━━y=-(゚∀゚)・∵.━━━━━ン!!!

と叫びましたとさ!!!

3人で弾くダリアかっこよかった!

惑ワ不では演奏してくれたけれど、カップリングの宿命で次にいつ演奏されるか分からない……それがこんな早くそれもツアーで聴けるとは。それもトリプルギターで聴けるとは!!

THE DAYなんかもそうだけどダリアもギターの曲だと思ってるから、やっぱりギターをガッツリ聴きたいんです!

 

 

ネオメロドラマティック

 

 

もしかしてこの曲も久しぶり。てかぱのよんで演っているけれどその時はアレンジされたものだったから。ギターを外した昭仁は、ステージの前の方に2個置いてあるスピーカーに何度か片足をかけて歌っていた。かっこよかったです。ありがとうございます。

晴一はレスポールtasukuさんはエクスプローラー。残念なことに晴ちゃんのギターにアームは付いてなかった。ギュイイーーーーンーーー!!が聴きたかったっす;;

 

 

メリッサ

 

 

一番最初にこのツアーに行ってこれを聴いた時、は?もうこの曲やるの!?とびっくりしたね。何かで言ってたよね「メリッサは起爆剤。ここぞと盛り上げる時に使う曲」みたいに。でもここはまだ序盤だよ???

私の中の今までの常識の「ポルノのライヴの構成」みたいなものが崩れていったよね。いや、自分がどこかに別の場所に迷い込んだような気分になっていった。

それは置いといて、メリッサの聴かせどころって色々あるけれど、やっぱり一番はロングトーンではないでしょうか。これがめちゃめちゃ長い!長い長い!!岡野の息継ぎどうなってんの。

余談ですが夏フェスではどこも一曲目が「今宵、月が見えずとも」だったんですよ。あれもロングトーンが聴かせどころなんですが、「見えーずーーとーーーーもーーーーーーーーー」の途中で、岡野が客席に向かって指をくいッくいッとやって拍手を煽ってましたね。みんな拍手喝采したよ。懐かしいなー夏の話がすでに。

 

 

MC

 

 

懐かしい曲をやりましたよ。ワールドサタデーグラフティやるの何年ぶりだろう?みたいなことを言ってて。

これからは新しく出したアルバムの中からやります、とアルバムタイトルの説明を。これはしまなみテレビやラジオ、雑誌のインタビューで話していた内容と同じことを新藤さんから。 

「今の世の中、Apple MusicやGoogle Playなどで音楽が溢れているじゃないですか。そこに今僕たちの14曲を増やすことにどんな意味があるんだろう(以下は雑誌を参照して〜〜〜」

この説明が最初ラジオとか、私が行った川崎の時より慣れてきてたよね。札幌だったかではSiriに説明させようか~とか言ってたような。「Hey,Siri!『BUTTERFLY EFFECT』の意味をみんなに説明して!」

うわー、新藤さん、これが出来たら世の中いろいろと楽ちんやね。 

 

 

Working men blues

 

 

「仕事と私のどちらが大切なの」ってセリフはね、やっぱりパートナーに言わせちゃダメなやつや〜。だって働くことは大切だけど愛する人と人生を生きることがもっと大切。とは言え働かなくては食えないことも事実ではあるけれど!

でも、ちょい前に流行ったテレビドラマの逃げ恥じゃないけれど、「やりがい」をエサに会社の都合のいいように働かせられることや、働いて忙しいことに変な満足感を抱いて、よく考えたらなんのために働いているのか分かんなくなるみたいな感覚に飲み込まれてはダメかなぁとも思う。どっちもハッピーになる働き方をしよ?働き方改革!!

なーんて、いやいやいや、ポルノの2人が働いている世界と私たちが会社に通勤する世界は同じ「Work」と言ってもだいぶ意味合い違いそうだけどね。

それでもこの曲が発表された時の、「抱っこ紐に子供を抱え、もう一人の子供をベビーカーで押してるお母さんやスーツの背中がよれてきたお父さんの、自分を横に置いておいて誰かのために頑張れる人ってチョーかっこいいって思うようになった 」を聞いた時に、ああ親になるってこういうことだよなあ晴一も昭仁も親なんだよなあと思ったもの。世の中には例え報われなくても誰にも評価されなくても(自分のためだっり他人のだめだったり)やらなきゃいけないことはたくさんあって、そういうのを黙々とこなすことをやれることが大人になる、ということかも知れん。そしてこの人たちはそういう立場になったんだと強く思いましたよ。

晴一はここからヴィンテージのクリーム色のテレキャスター

 

 

1708028-29

 

 

イントロ前のゴゴゴゴゴゴゴ………というミサイルの噴射音(?)が何度聴いてもアポロ来る!?って一瞬思ってしまう。その後に小さくだけどアポロっぽい人が交信しているような音声も入ってるし。

この曲も珍しく新藤さんの今考えてることがぎっしり詰まって出された曲、でめちゃくちゃ好きです。インタビューでは感情を露わにするのが苦手、みたいに言っててまあっ新藤さんはそういうタイプなんだろうなとは思ってはいるけれど、やっぱり露わにしないと伝わらないこともある、というか露わにした方がかっこいいこともあるとは思う。

この曲で言ってるのは、さっきのWorking men bluesでの、今までは全部自分だけで使ってきた時間を使って誰かのために何かをする(誰かのために考える)とおんなじことなんじゃないかなーと思いますよ。

誰だって嫌だよ怖いよ戦争なんて。自分のために自分の大事な人のために見知らぬ誰かのために祈る。

だから全力でしたよ。ピースピース。

 

 

君の愛読書がケルアックだった件

 

 

ステージ真ん中の薄いカーテンが半分くらい降りてきて……そこに投影されるのは…めちゃくちゃキラッキラ☆した映画です!!!(チョーライトノベル映画化…ゲフンゲフン)

えーと主人公ははっさくメガネくん!

最初見た時爆笑しました。ごめんね。

(´-`).。oO(しかしこれ、しまなみテレビ見たことない人にはどーしてこの人黄色いカブリモノしてるの?だろうなー)

 

はっさくメガネくんが通う学校には気になる可愛い女の子が…ある日彼は、彼女が落とした本で、読んでいるのがケルアックだということを知ってしまうのです。彼女が時々遠い目をして窓の外を眺めている理由を知ってしまったはっさくメガネ。

徐々に親しくなる2人。ヒロインのそばには、他にはっさくメガネを想う恋のライバルも現れたりして…。

でもそんなある日衝撃の出来事が……!

ヒロインが学校で倒れてしまうのです!

病院へ急ぐはっさくメガネくん。医師(新藤晴一出演)から通された病室にはヒロイン。そして彼女がポツリと言う。

「旅に…出るだけだよ」

 

脚本・演出・撮影、新藤晴一

音楽、宗本康兵

主題歌、ポルノグラフィティ

スクリーンに大写しにされるタイトル「君の愛読書がケルアックだった件」(※上映の予定はありません)

そこから演奏が始まる。

ごめん、映画の印象強すぎて演奏や歌があんまり入って来ない^^;

私が心に抱いてたケルアックとはちょっと映画の内容(ぽいやつ)が違っていて。だから、これから行くライヴでゆっくりじっくり聴いて考えようかな〜と思ってる。

 

映画(?)を上映している間、ステージ上にいるメンバーたちも一緒になって観てるのかなと思ってステージを見たけどただ後ろを向いて立っているだけだったよ〜。

 

 

クリスマスのHide&Seek

 

 

手前のスクリーンの両端の2枚が下まで下りて、真ん中の3枚は少しだけ下りる。ギターのカッティングが右と左交互に聴こえ、それに呼応するように交互に 2枚のスクリーンに投影されるペンで描いたような絵。

このギターは生で?と思ったけど晴一もtasukuさんも弾いてませんでした。

この曲は大好きです。たぶんこのアルバムで一番好きかも知れない。歌詞もサウンドも今までのポルノにありそで無さそうなちょっと珍しい不思議な雰囲気を持ってる気がします。

だいたい、クリスマスの曲らしくキラキラしたイントロで始まるのに、二番に入る時のこのキーボードの不安定な音の揺れが気持ち悪い(こういうの好き。褒めてる)

不安定な音が不安定な心を表している。

「何年か前はホワイトクリスマスで柄にもなくはしゃいで朝焼けを迎えていたよ」

と、数年前までは無邪気にクリスマスを楽しむことができたと歌っている。

その時は誰か心を許せる人といられたの?

その時は心が空虚だと感じることはなかったの? 

それはもしかしたら空っぽと感じる心を無理やりに隠していたのかも知れない。

ごまかしていたのかも知れない。ごまかし続けてだんだん空っぽが侵食してきて無邪気ではいられなくなったのかも知れない。

それとも何かアイデンティティを揺るがすような出来事があって完全に自分を見失って、今までしっかりと抱いていたと思っていたものを失くしてしまったのかも知れない。

自分の真ん中にあるものっていったい何?

と思った時に、即答出来るかと言われたら私だって答えられない。

私は何を望んでどう生きたいと思っているのか、人生の中のその時その時の場面では確かにこうしたい、私はこう思っている、と答えられるし選ぶことが出来るけれど、それはいったい本当の私が望んでいることなんだろうか?

選んでいると思ってもその場で周りの都合に合わせたり、諦めが入ってごまかしている時もある。押し通してもただ意地になってちっとも幸せに感じないときもある。

私は何をしたいのか。

そもそも私っていったい何?

人間の意識のうちコントロールできる表に現れる表層意識は5%で、残り95%が無意識である潜在意識と聞いたことがある。潜在意識は普段ほとんど表に出てこないけれど、幼い時からの経験、感情、トラウマ諸々が詰め込まれて人の行動の無意識でのコントロールをしようとするそうです。95%が無意識の世界ならば、自分を分かっているように思っていても実はほとんど何もわかっていないということになるね。

スガさんの午後のパレードという曲に「君のとなりにいるその人って、ほんとに君が思うような人ですか?」という歌詞があるけれど、私たちは人をキャラ付けしてこういうタイプって決めつけてしまうことがよくある。その人の本当のことなんてなーんにも知らないのに。知らない分からないという恐怖から逃げるように。それと同じように自分のことも「私ってこうだから…」と決めつけて納得させているのかも知れない。

誰もが思っているけれど不安になるから追及しない「自分って何?」の問いが、どこか懐かしくそれがどこか恐ろしくて、目を隠した指の隙間からでも覗かずにはいられないような歌なんですね。私にとって。

 

 

MC

 

 

クリスマスのHide&Seekの終わりにまた交互のギターのカッティングが流れ、その間隔が速くなって音が高くなって(たぶんPCで?編集してる?)消えていく。

暗転。

カーテンとスクリーンが下りてスクリーンの手前にベンチが置かれる。

ベンチの手前の2個のスピーカーの真ん中に床に直に置かれた譜面台。小さなライトが付けられている。

いつの間にかベンチには昭仁が一人でギターを抱えて座っている。

遠い席から見た時はいつの間に!?って感じだったけど、普通に暗転の間にスタッフさんがベンチを持ってきて、そこに座っていた。

ギターはガットギター。結構近くの席でもどこのギターかは分かんなかった。ヘッド見たんだけどブランド名とか見えなかったなあ。考えてみたら私コンタクト入れても0.7無いくらいだし。近い席だからとオペラグラス持ってきてなかったよ~~~(T_T)

スクリーンには森の風景。

「自分を探して探して迷い込んだら森の中だったね」

と言ってたけど、最初の頃はこのセリフはなかった。この背景なんで森なんだろうね?それも日本の森じゃなくて西欧の森じゃね?なんて言ってたもん。

こういうちょっとしたところで少しづつ修正が加えられ、観客が理解しやすいようにと、段々彼らのライヴの理想形に近づいていってるのかも…?

 

それはともかく岡野さんのMC。

自分の歌を褒めてもらうことが多いけれど、それに胡坐をかいて磨いてくることをしてなくて、数年前にボイストレーニングをしてその成果で開かなかった扉が開いたこと。今年のアミュフェスでポリリズムを歌って、ワイドショーで流れた映像を見たスガさんに「岡野くん、ポリリズムは青筋立てて歌うような曲じゃないんだよ、、」(ちょっと渋い声になって、あっ、これスガさんのマネですか!)と言われたこと、を座ったまま客席に向かって話していた。

そして、ポリリズム青筋版、とポリリズム・反省して青筋立てず一歩引いた版を歌う。

これは川崎ではそこまで違いが…あったかな…??でも、札幌でももちろん広島でも明らかに違っていて拍手が起きてたね。柔らかく丁寧に歌っていた。

 

 

カゲボウシ

 

 

今回のライヴの、昭仁の課題みたいなもの(勝手に)はもしかしたら、どれだけヴォーカリストとして歌を極められるか、なのかも知れんです。一曲目の夜間飛行といい。

 

カゲボウシがリリースされた時にいろんな音楽番組に出ていて、ツアーでも歌っていて、ラジオ番組LIVE IT UPでも弾き語りしてたけど、たぶん思い通りに歌えたことが少なかったんじゃないかななんて考えています。メロディーは難しくないと思うけどきっと凄く表現力が必要な曲。岡野さんの場合テクニック駆使して歌うタイプじゃないし、いつも低音が揺れていたような記憶がある。きっとずっとライヴで思い通りに歌いたいと思っていた曲なんだろうと勝手に思ってる。

 

指でつま弾くギターの音色は三線の音のよう。
「けして俯かないよう、顔上げて」の部分は少し節回しを変えて。 

 

今までのライヴでこんなに岡野昭仁のパーソナルな部分を出したシーンってあったのだろうか。

私がライヴに行き始めたのは本当に最近だから確かなことは言えないんだけど、過去に出たライヴDVDを観る限り無かったように思う。

最もポルノのライヴってなんだかんだ言っても、岡野昭仁オンステージの側面があるのは否めない。でもそれはポルノグラフィティとしての岡野昭仁であって、個人の岡野昭仁ではない、と思う。

このカゲボウシを聴いているとめちゃくちゃ2014年にやったSING IT UP思い出す。あれはカヴァーライヴではあったけれど、たぶんあの時彼(個人の岡野昭仁)が歌いたい歌を(歌いたいジャンルの歌を)歌ってたんじゃないかな。

私はカゲボウシがリリースされた時に、これはポルノの曲と言うより岡野昭仁名義で出した方がしっくりきそうと思ったんだけど、その後のむかいあわせや今回のI believeなんかもきっと、彼が歌い手・岡野昭仁として歌いたいジャンルの曲なんだろうと思う。

 

 

カゲボウシが終わって暗転。

手前のスクリーンが上がり、カーテンのみ。カーテンの手前に今度は新藤さんが一人ギターを抱えて立っている。スモークが結構な勢いで床を這う。

カーテンに詩が映る。新藤さんのマイクに向かっての朗読が始まる。

 

午前5時に反転したものは

夜と朝

本当と嘘

海底から見上げた魚は空を飛んでいて

空から見下ろした鳥は海を泳いでいる

夜の本当は朝の嘘

 

午前5時に反転したものは

永遠と一瞬

沈黙と静寂

二人黙った時間を沈黙と呼び

一人黙った時間を静寂と呼ぶ

一瞬の沈黙

永遠の静寂

午前5時に反転したものは……

 

…これは正確じゃなくてどっか間違っていると思うけど…^^; ゆっくりゆっくり、間を開けて、こんな詩を朗読していました。

最初に聞いたときはまさか新藤さんが生で朗読していると思わず、たぶん録音だろうと思っていました!ごめんなさい。

その後にギターソロが始まる。

詩の内容といい、かなり意味深。ギターの音色は明るくはない。

ここではぱのよんのTrulyを思い出しちゃう。これがインタールードになって次の何かの曲に繋がるのだろうか…?それはいったい何に?

ギターソロの途中で岡野さんが下手からやってきてギターを構える。マイクに近寄って歌いだしたのは……!

「月を飼うのと」

月飼い!?!?

 

 

月飼い

 

 

 

ゆっくりしたテンポ、伴奏もさっきのギターソロのアレンジのままです。とてもいつもCDやウォークマンで聴いている月飼いには聴こえない。

歌詞もさっき詩が出ていた場所に映し出される。そして、

「飽きもせずに、触れもせずに」

のところで一斉にカーテンが上がり、後ろに隠れていたサポメンの姿が見える!

サビからはいつもの月飼いのメロディーとテンポに戻る。

びっくりした…!!こんな月飼いが聴けるなんて。確かにあの印象的なイントロが聴けないのは淋しいけれど、これが今彼らの表現したい月飼いの世界なんでしょう。

「夜の本当は朝の嘘」

本当に月飼いの世界ですね。

ところで、広島1日目では「恋人よ、最後の恋人。その舟にちゃんと〜」 のところの歌詞を間違えて「恋人よ。僕も向かおう。歩くスピードで近づこう」と歌ったので2回も歩くスピードだったのでした。昭仁は笑っていたよ。私は晴一を見てなかったけど友人によると、晴一はびっくりしながらもコーラスをちゃんと合わせてくれたようで…ホント、晴ちゃんGJです!!

 

それにしても、岡野昭仁はカゲボウシで、今彼が歌いたいやりたい世界を表現して、

新藤晴一は月飼いで、詩の朗読・ギターの演奏という音楽に絡めた演出ということを。

そう言えば新藤さんはミュージカルなどの舞台のものに興味があるって、最近のラジオで言っていたような気がします。74ersでももちろんそうだったけど、古くはインディーズの時のポルノの企画で力を発揮してたと噂に聞いたように、昔からたぶん物事やそれにまつわる演出をいかに人に楽しませ、かっこよく魅せるか、を考えるのが得意な人なんだなと思います。あ、ケルアックの映画だってそうだったよね!

 

だからここがきっとこのステージの核と呼べるところで。

それにしても対照的であるけれど、どちらもなんて魅力的なことか!!!

晴一はヴィンテージのテレキャスター、昭仁はトーンブルーのグレーのギター、tasukuさんはハミングバード

 

 

Part time love affair

 

 

雰囲気がグッと変わって、ここでLiARのカップリングのPart time love affairが始まります。これは初めて生で演奏される曲。tasukuさんはここでギターを置いてキーボードの担当になりました。最初気が付かなかったけれど、びっくりしたのが森男さんがベースは構えているのに、パーカッションを担当していたこと。

えっ、ベースなし??

断っておきますが私の耳はバカです。バカの上にライヴの時は基本的に昭仁の歌をメイン7割に、晴一のギターを2割(ごめん晴ちゃん)、残りをその他の音に振り分けて聴いています。DVDになった時にやっと落ち着いて音が聴けるのよ……(;'∀')アハ

だからぜんっぜん気が付かなかったー。

おまけにこのアウトロでは、昭仁のハーモニカと晴一のギターのちょっとした掛け合いみたいなものがあるのです。おおお!ここでも昭仁と晴一の対照性を出してきたぞ!!いいぞいいぞもっと聴きたい!!!と大興奮。

ただ、この曲はCDでは歌い方がもっと淋しげで心細げでもっと繊細な感じなんですよね。ライヴではそういう雰囲気ではなかった。それはやれないのか敢えてそうしてないかは分からないです。

 

  

Fade away

 

  

キタ!!BUTTERFLY EFFECTを初めて聴いたときにこれが今度のツアーのヘソになる?と思った人も多いんじゃないかしら?これは裏ポルノ的な、ぐぐぐぐっと掘り下げる曲にぴったりだよね!と思ったけどそうじゃなかった。私の予想なんか軽々と覆してくれたところも嬉しいやら、でもちょっと残念やら。

晴一はここでギターを変える。よく見えなかったけどフェンダーのストラスっぽい形のギター。ナチュラル塗装みたいな(全然違ってたらすみません)。

そしてアームが付いてる!

イントロでアーム全開でギュギュュユユュユューーーイィーーンン!!!ですよ!!!

チョーカッコイイ!!!

歌もこれが最高にカッコイイです!!!

ですが……これってノリにくい。難しい。いや、ノラなくてもいいんだけどね。いやいや、聴いているこっちも身体の中から溢れるパッションがあるわけ。すっごく重く苦しい感情が押し寄せるわけ。これをどういう風に出していいものか悩んじゃうんですよ。そう言ったら、渦とかもそうかも。結局手を握りしめて棒立ちしちゃう…。

 

この曲は私がまだ詞も読まず確か一度くらいしか聴いてない時に、CDTVで岡野さんに「こうゆうことを描いた〜」と説明されてしまったんだよね…(;_;)ひぇーー(;_;) 泣いたよね。まあ、買ったらさっさと聴けよって話だけどさ。

 

「今の情報社会、何か不祥事なんかがあったらみんなでこぞって叩いて食い尽くす感がある。あれでいろんなものが消し去られてしまうのが怖い。そういう世の中を憂える気持ちで書いた」

 

この話は確かに分かります。

もちろん政治家の不祥事、賄賂や脱税なんかは叩いていい気がするよ。これが叩けなくなってどこぞの国みたいに民衆が何にも言えなくなるのはすごく怖い。

でもこの「食い尽くす」という感じがすごく今の社会を現しているなあと思う。政治家の不祥事も芸能人の不倫もこぞって叩いて食い尽くした後は、もうその是非を本当に議論をすることもなくて、「もうその話題古いよ」とばかりに次の獲物を探しにいく、そんな雰囲気がある。で、それをやっているのは他ならない民衆、一般庶民なんだよね。

民衆の何か、負のエネルギーみたいなものが怪物になって、世界をうろついている。

 

仏教の世界観に六道というのがあって、その一つに餓鬼道というのがある。現世で強欲で他人を顧みなかった人間が死んでから落ちるとされている場所です。そこに生まれ変わった餓鬼は常に飢えと渇きに苦しんで、何かを食べれることがあってもそれで満たされることは決してない。食い尽くそうと何かを狙っている怪物、と考えた時にそういう話を思い出します。

餓鬼ではなくても人間は、飢えを感じているときはいくらでも食べ物を食べられる気になったりする。よくお腹が空いてる時に食料品を買いに行くと、余計に食べ物を買ってきてしまったり。

だから常に何かに飢えているような状態に陥ると、常に必要以上にものを欲してしまう。飢えが怖くて目の前に溢れんばかりに積み上げる。積み上げて、食い尽くし食い散らかして、吐く、を繰り返す。一瞬満たされたと思ってもすぐに飢えはやってきて永遠に満たされることはない。

欲望は際限がない。

 

……っって書いてて思ったけど、考えてみれば民衆っていつの時代も残酷だよね。

大昔も革命なんかが起こって、王や貴族が引きずり出され公開処刑されるそれがもう見世物になってたらしいし、周りでは歓声上げてお酒飲んだりしてて。自分の都合の悪いことには目をつぶり長いものには巻かれたりするくせに、突然牙を剥き相手を容赦なく叩きつくす。うーんそうか、そういう残酷性はSNS全盛のこの時代だからってわけではないのかも。もしかしたらそれは歯車にされた一般庶民の武器の一つなのか?

どっちにしろ、人間は身のうちに知らず知らず怪物を飼っているのかも知れない。難しいね。

岡野さんの言葉を聞いてから私はまだきちんと歌詞を掘り下げてない。考えれば考えるほど深くて怖くて。この曲はきっとずっと考えながら聴いていく曲になる、そう思います。

 

 

ギフト 

 

 

暗い曲をやったので希望の曲を、そう言って始まったのがギフトです。

初聴きの時からすっごい好きな曲なんだけど、一番最初にこのツアー行った時、えっ、もう救われてしまうの?^^;なんて思った。この間の「THE WAY」でも聴いたばっかりだしもういいよ、とかね。ホントにホントにすみません!!

これが…広島で聴いた時ぐぐぐっと胸に迫ったんだよね。

どうしても私たち(いや私が)暗い曲を愛でるところがあって。まあ、そっちの方がすぐ落ちがちになる精神状態に響くことが多いからだと思うけど。だからダリアとかFade awayとかドンクレとかn.t.とか渦とか暗めーの曲にめっちゃ親和性を抱くのね。

たぶん、結構な人数の人々が「夢」とか「希望」とかで彩られている言葉に偽善の匂いをを感じてしまうんだと思う。感じなくても嘘くささを探してしまったりね。世の中は甘く明るく可愛らしくコーティングされてるのに実は厭らしいってもので溢れているから。騙されたくないから。

ボロクソ書いてますが、断っておきますがギフトはそんな曲じゃないよ!?

 

次にやったRainbowも最近出したキング&クィーンも、一見、夢や希望はもういいよ~って感じる人がいるとは思うんだけど、私はこれはメンバー達の次の世代に向かっての背中を押す素直な想いじゃないかなーって思うの。

Working men〜も1708028-29もそうだけど、歌詞の奥に、新藤さんが仰ってた自分だけのものだった時間を他の人のために使うという慈愛みたいなものが感じられる。大事な人これからの人を守ってあげたい、助けてあげたい。

ヤングナフェスでの「若いってええよね。若いときは怖がらず前へ前へ進んで行け。不安なんか感じちゃいけん」も大人になったからこそ言える、次の世代への応援の気持ちだよね。あーーーホント、2人ともお父さんだなあーーー!!

こういう言葉って素直に聞いていいと思う。

お父さん(お母さん)になると、子供のことを考えて子供が育つ未来を考えて、その未来の世界が平和で輝かしくてあって欲しいって、たぶん世の中の大体の人は思うんじゃないかな。

それから大人になると、今まで自分が育ってきた中で受け取ってきたものを、次の人たちに恩返し、というか渡していきたいと思ったりする。

彼らは今そういうことを考える時期になって、みんなに伝えたいのはこういう気持ちでは?と最近つくづく思います。勝手な思い込みですけど!

 

このギフトでは、終盤で昭仁が裏声になるところがあるけれど、ここの裏声がすっごい綺麗なコントロールされた裏声で、あー昭仁って本当に歌うまくなったなあなんて今更感激してましたよ。

 

 

Rainbow

 

 

何年か前にアコースティックギターが家にあるのだから、少しは弾けるようになろう!と思い立った時があって何曲か練習した頃があったのですが(懐かしい…遠い目)。知っていますか…?アコースティックギターって弦がスチールでめっちゃ痛いんですよ(´;ω;`) その痛さときたら…(´;ω;`)

私は楽器系は全く無理です。てか指が短い(手が小さい)時点でもう辛いもん。

それはさておき、Rainbowはコード押さえてストロークするだけなんだけど、弾いて歌っていてめっちゃ気持ち良かったんですよ。なんでだろう???

不思議だなーとずっと思ってたんだけど、この間誰かが同じようなツイートしてて、やっぱりそうなんだ!って再び確信しました。コード進行なのかリズムなのか、これがいい具合にノリノリになるんです。「イェーイイェーイ」ってやるのすごく楽しかった。ライヴで聴けて良かったなあ。

 

 

THE DAY

 

 

これもまたライヴの核になる曲。

このあたりになるともう頭がパーンとなっていて細かいMCなんて覚えてられなくて、行った日全部もちろん覚えてないんだけど「素晴らしいその日になるようにTHE DAY!」ってここでも言ってたのかなあ。

ここも希望の曲ゾーンなんだよね。最初私は気が付かなくて相方さんに言われて気が付いた。だからここにTHE DAYがあったんだ!

この曲もアルバムBUTTERFLY EFFECTでトップに持って来てたようにトップ、かTHE  WAYのように最後のイメージがある。もちろんシングルだからだけどサウンドにインパクトがあり(過ぎて)他のアルバム曲に馴染むようで馴染まない曲。

けれど歌詞を読むとこれも若い世代への応援歌と言えるね(若い世代だけではないだろうけど!)。例えば生温いまどろみに足を取られていたり非常階段で爪を噛んでいたり、まだまだ闘いの場所に出ることを躊躇っている人たちへの言葉。自分にとっての素晴らしい「その日」を引き寄せるために、一歩踏み出す「その日」を歌うんだよね!

ああ〜ここに持ってきたんだね。

( ´;ω;` )( ´;ω;` )( ´;ω;` )

 

がっ、しかし!ただこの場所へ置いただけではなかったのだ!!!

えっと、たぶん間奏前だと思うけれど……晴一のギターソロが始まるのかと思いきや、確か違うフレーズ?が弾かれてそこに昭仁の声が入って来た!

歌ではなくて声!!

ギター→声→ギター→声みたいな掛け合い。

ぱのよんのアリーナでの始まりの時にもエレキギターでの掛け合いがあったり、ダイキャスツアーの時にメリッサを2人のアコースティックギターで掛け合ったり、今回のPart time〜でもハーモニカとギターの掛け合いが少しあったけれど、歌ではなく声とギターとの掛け合いとは……ただ驚くばかり。だから最初観たときは何が起こっているのか理解するのに時間がかかったですよ^^;

これもまたお互いの武器による闘いなんだね。

そして2人ともなんかよくわからないけどステージ上ですごく動いていた!新藤さんくるくるしてた!(語彙力の欠片もねぇーーー)

 

うん、多分私はずっとこういうのを見たかったんだ!!

 

カゲボウシのところにも書いたけど、どうしてもポルノのライヴって岡野昭仁オンステージの面が強くて。ポルノは2人なんだからギターの新藤さんがもっと前に出て欲しいと、最初にライヴ行った時から思ってた。でも、新藤さんは歌を支えるギターという役割をずっと守ってきたみたいなんだよね。

CDとかではそういうのもアリだとは思うけど、ライヴの時はそれじゃ物足りなくないですか!???!

だから今回の、ポルノとしての立ち位置を守りながらも、個人の個性を少しづつでも出してきて、それなのにしっかりポルノライブであるという絶妙なバランス感覚がめちゃくちゃ気持ちいい!!!

もっともっと2人のミュージシャンとしての側面を色濃く見せてくれるライヴが見たいんです。

 

そう言えば、今回のアルバムが本間さんの色をあまり感じさせないのも嬉しい。

もっとも本間さん時代を見ている若いアレンジャーが、本間さん込みのポルノグラフィティをポルノらしさとしてアレンジしてるっぽい感じがするのは気のせいかな…。希望としてはメンバー自分たちでのアレンジが見てみたいですね。今までのポルノじゃない、これからのポルノとして、メンバーが何を作りたいか届けたいかがもっとはっきりしてくるんじゃないでしょうか。難しいとは思うけど……。

 

 

ハネウマライダー

 

 

最初に参戦したときはここでハネウマが来てびっくりしました。えっ、もう終盤なの??って。

今までのポルノのライヴの流れと違うから、今私がどのあたりにいるのかが全然分かんなくて。そう言えばツアー始まる前のインタビュー。

natalie.mu

今回のツアーでは、1曲1曲をしっかり伝えられるようなアイデアを持って回りたいと思ってます……って言うとすごく当たり前に聞こえると思うんですけど(笑)。でもね、音楽をちゃんと聴かせることは当然のことだけど、それ以外の部分……ライブ自体の始め方とか、曲と曲のつなぎ方とか、そういう部分でより伝わる表現をすることは案外簡単ではないんですよ。ただ単純に派手な演出を入れて、オープニングは大げさに、そこから3曲続けてやって、「ようこそ!」って言ったあとに2曲、その後にMCみたいな流れをテンプレートっぽくやっちゃいがちだけど、それって実は音だけにおんぶに抱っこ状態、ともすると曲を消化しているだけみたいなことにもなると思うんですよ。表現者として思考停止しちゃってると言うかね。だから、そこをなんとかできるように、今まで以上にしっかり考えたいなって思うんです。

って新藤さんが言ってたじゃんね!!

やってくれたな(ΦωΦ)キラリーン

 

だけど、ハネウマでタオル回してて、あ~やっぱこれこれ、ポルノのライヴはこれよね~となんとなくホッとした気持ちがあったのは内緒です(笑)

 

 

 

キング&クイーン

 

 

 

本編最後の曲です。

リリースされた時に一部のポルノファンに歌詞がストレート過ぎると酷評されてたですね。

確かに根が暗い私にとっては最初、うッ眩しいーーー光を、光を浴びたら私は灰になってしまう~~~!!!みたいな感があったのよ。でも年齢を重ねると、スガさんのコノユビトマレみたいなハゲマサレ曲にちょっとウルっときちゃうこともある今日この頃なんだよね。

おまけにこの曲はアルバム「BUTTERFLY EFFECT」 では一番最後を飾るんだけど、スパイスからのキング&クイーンがめっちゃ高揚する。なんでだか知らないけど。と思ったらはっさくメガネこと今井隆文さんもツイッターで呟いてて、私だけじゃなかったー!!(≧▽≦)と思っているよ。

そして高揚した後にめっちゃスッキリする。ホントになんでだか知らないけど。聴いた後はすべてのことが許せそう、みたいな感じ。

 

この曲がリリースされる1日前に東京体育館で行われた女子バレーボールの試合を見に行ったんですよ。せっかくタイアップもらったし、たまにはバレーボールの観戦もいいんじゃないと友人に誘われて。バレーボールの試合見るのなんてン10年ぶり。

ところで、ルールが改正になったのは知ってたけど、試合の進行が早い早い。昔はサーブ権持たないと得点出来なくて延々とサーブ権の移動ばっかりって時もあったのよ(いつの時代だよ!)。その他にもDJが入っていたりその都度音楽が流れたりと…知らなかったスポーツも今は派手なんだね!!考えてみればジャニーズのタイアップ入るワールドカップバレーだと、会場にジャニーズのグループが来て歌うもんね。

残念ながらグラチャンバレーでは、ポルノグラフィティが会場に呼ばれることはなかったですけど!

試合の合間にはMVがモニターに映り何度もキング&クイーンが会場に流れましたが、流れる度にヒートアップした頭がスーッとクールダウンするような不思議な気分を味わいましたですよ。

まあ、何しろ自分の好きなアーティストだから、またこの曲かよ!ってのはなかったのは当たり前なんだけど、それにしてもすっごく清涼剤みたいに感じた。何なんだろうあの感じ。

 

歌詞のせいかなあ。2番の歌詞に「そこに待っている圧倒的な高すぎる壁に〜(中略)笑うしかない」という場所があるけれど、ここって誰もが一度は(いや、結構な頻度で?)したことある体験じゃないかと思う。どうしようもないピンチが訪れて後がない!もうダメかもと絶望的になった時に何故か思っちゃうアレですよ。もう笑うしかない。

頭がカーっとなってて、ただがむしゃらに進んで、ぶつかり続けている時はその壁がどれくらいの高さを持っているものかけっこう分からないもの。もうダメだ…となった時にある意味一歩引いて壁を見ることが出来ているのかも。

だから、「笑うしかない」と思える瞬間は、私は自分で今の自分の立ち位置を俯瞰で捉えることが出来た瞬間でもあるのかなと思う。

俯瞰で見ることが出来れば、きっとどこかに進む道が見えるはず。だって私だってこれまでに何度も笑うしかない状態に陥ったけど、今なんとかなってるもんね!まっ、ええ、もちろんなんともならないことだってあるけどさっ。どうにか生きていますよ!はい。

だからこの曲は私にとってカタルシスを感じさせてくれる曲なんですよ。

この曲に出会えて良かった。

 

そしてライヴでは、この曲の演奏の時のモニターには雲が浮かぶ空が映り、その空もまるで飛行機(!やっぱり飛行機だよね。飛ぶんだよね!最初の夜間飛行から繋がってる?)の窓から眺めたような風景だったり、地上から眺めたような空だったりします。月飼いの時の「海底から見上げた魚」と「空から見下ろした鳥」の言葉を思い出しちゃう。

それから山や海。特に水が滴り落ちるシーンが何度も映し出される。これはアルバム名をBUTTERFLY EFFECTと名付けた時の説明であった、一滴の水が寄り集まって海を作る(最初に題名をDROPSにしようかと思った)にちなんでいるのでしょうか。

最後の大サビでは、画面に今日のライヴで使われた映像の断片が浮かんては消え、浮かんでは消えて行きます。Montageのメンバーの顔やはっさくメガネさん、他の演奏の時のモニターに使われた素材等々。

きっとここがライヴ本編のエピローグなんだね。 

 

アウトロのウォーウォー!!を昭仁は演奏を控えさせて観客に叫ばせてくれた。会場全体で叫ぶ「ウォーウォー!」はMugenやアゲハ蝶のコーラスと違って、何か成し遂げた後の雄叫びみたいだったなあ。

 

 

EN1  Hard Days, Holy Night

 

 

クリスマスの歌は本編にもあったけれど、あれは暗い歌だったから…と。

ハドホリキターーー!!!クリスマスにはちょっと早いようだけど、12月に入ってからの香川のライヴから演奏されているみたい。昔は本当にクリスマス直前にしかやってなかったようで…。あら、今回は広島の後は福島だけ。クリスマス前後にライヴは入ってないもんね。

そういえばダイキャスツアーの時はちょっとアレンジ変えて2人の弾き語りっぽかったんだね。可愛かったけど。約一年ぶりに聴くハドホリはやっぱり華やかでキラキラした曲でした!幸せになる~。

ちなみに札幌ではここはミュージック・アワーでしたよ。

 

 

メンバー紹介

 

 

康兵さん→なんちゃん→森男さん→真助さん→tasukuさんの順でした。そういえばなんちゃんのブーイングの時、「もっとこいやー!」みたいなこと言ってましたね。いつだったかは「気持ちいい~!」とも。これは前のツアーだったかも?

広島出身のtasukuさんがラストで、コメント付き。札幌の時は康兵さんがラストで一言コメントしていましたよ。

昔、tasukuさんはMR.BIGやガンズ(違ったかも??)のライブを見によくこのホールに来ていたと言ったら新藤さんが、「昔、XJAPANのライヴに行ったけど、因島は遠いから早く帰らんといけんのよ。アンコールは観られんかった。XジャンプやENDLESS RAINの大合唱やりたいじゃん?そういうのはみんなアンコールでやるわけよ。俺らは泣く泣く帰ったのよ。だから、その教訓を生かしてポルノのライヴでは重要な曲をアンコールでしないようにしてる」と仰いました。

会場からは「えーーー」の声(笑)

確かに仕事の都合や交通機関の問題で早く出ざるを得ないときに、会場を後にするときの辛さときたら。まあ、私は今は大人になったので、帰れなそうならどこかに泊まる~とか考えられるけど、学生さんじゃ簡単にできないもんね。

でも、重要な曲をアンコールでやらない、は聞き捨てならないゾ!

ちなみに岡野さんは熱を出してXJAPANのライヴには行けなかった~と言っていたような…。

 

新藤「デビューしたときは俺たちには可能性しかなくて、デビューから18年、俺たちはその可能性を使ってここまでやってきたわけです。今思うことは果たして俺たちにまだ伸びしろはあるんだろうかということです」

「自分の書いた歌詞に気付かされるというのもなんだけど。ケルアックの歌詞を見てて、『イメージが広げるその先』というところがあるんだけど、今立っているところからイメージを広げていくのが大事なんだって気付いたの。そうやってこのツアーを廻り切ったら何か摑めるんではないかと。摑んだものを持ってまたここに戻って来たいと思いますっ!」

岡野「こうやって僕たちがここでライヴが出来るというのも、優秀なスタッフが揃っていて、サポートメンバーは素晴らしくて、後は僕たちが最高のパフォーマンスをすればいいだけの状態にしてくれるから。でもそれだけじゃ足りない。その足りないワンピースを埋めてくれるのが君たちの熱(?)なんです!君たちがワンピースをはめてくれてライヴは完成するんだ!」

 細かいところは全然覚えてないから違うかもだけど、こんな趣旨のことを言っていました。

ケルアックのことは札幌では言ってなかったなー。最近気がついたのかな。確かに想像力大事。想像力が創造を生む!…ってことだよね!

そして岡野さんのこのワンピースをはめる、みたいなこと前に言ってたっけ???言ってたかも知れないけど、このあたりきっと何も考えないで観てたんだよね。情けない……(;´д`)トホホ…

 

 

 

EN2  ジレンマ

 

 

 

ここまで結構今までにはない試み、だったけどやっぱり締めはジレンマなのね。

多分きっとこの曲に代わるものはない、んだろうなー。これがないと落ち着かないよねみんな。

ソロ回しの時に康兵さんがショルダーキーボードを抱えて前の方に出てきて、何をするのかと思ったら床でブリッジ!!!これは今回のツアーで毎回やっているらしくて、NAOTOさんなき後(?)は康兵さんが跡を継ぐのか!?ちょっと目頭が熱くなりました。

おまけに新藤さんのソロの時も、ギターの背中弾き!!!川崎ではやらなかった(と思ったけど)札幌でもやっていて、なんかポルノチームが全力で観客を楽しませようとしてくれてるみたいで嬉しかったよ。もちろん観客だけじゃなくて演奏者も楽しんでた。昭仁、床に転がって笑ってたような。

そして最後に観客に向かって叫んでた。

 

「これでライヴは完成ーーーー!!!!」

 

この言葉にもびっくり!

たぶんこれ前には言ってなかった(と思う。何しろ記憶が…)。香川から始まったんじゃないかな。

ところで、私たち観客もライヴを作る要素の一つである、というのは僭越ながらも、特にポルノライヴではいつも感じていて。と言うのも常々ポルノのライヴで岡野さんが観客を煽ることが、観客をヒートアップさせ、その観客からの熱がステージ上のメンバーのテンションをアップさせる、という循環があると思っていたからです。

そういうのは、ポルノだけではなくどこのバンドのライヴでもあるけれど、その表れ方がポルノでは顕著だなぁと感じる。それはたぶんメンバー2人の「ライヴになると豹変するテンション」が普段とのノリの違いをより強く感じられるから。きっと観客からの熱をより敏感に受け取っているからに違いない!なんて思ってもいるんだけどどうでしょう??

とにかく、ポルノのライヴではそのインタラクティブ(相互作用)が結構大事で、これがあることにより、一本一本のライヴが盛り上がる、だけでなくツアーが進むにつれて彼らの作るステージの精度が上がり、変化(進化?)していくんだと思います。

実は今回演出が凝っていたり派手だったりしたために、一番最初に観た時にこの演出にすべてが固定されてしまって、今までにあったようにライヴの進化のようなものが無くなってしまう…??? なんてちょっとだけ危惧してた。

でも、そんなことはなくやっぱり少しづつ変わっていくし、どんどんステージを作る側と観客が良いと思える方に進んでいってる。

だから、この最後の、「これでライヴは完成」って言葉がどんなに嬉しかったか!!!

完成するためのワンピースになれて、ワンピースをハメることに一役飼うことが出来て本当に嬉しいです。

 

 

 

挨拶

 

 

みんながステージ前方へ来ての挨拶。広島2日目では手をつないで声をかけるのがtasukuさんと決まっていたらしいのに、昭仁が「せーの」と言いそうになってtasukuさんに「あ、僕が…」「wそうじゃった」のやり取りが小声で行われてました。

あ、tasukuさんが広島出身とのことでね!そういう風に決まってたみたい。

そして、サポメンがはけて2人の生声では、口をずっともごもごさせていた新藤さんが急に「それ行けカープ」を歌いだして、会場で大合唱になりました。何だか急に真赤激の会場にタイムスリップ!したみたいだった。これは2日間とも新藤さんは「それ行けカープ」を歌って(合唱)くれたよ。

 

本当に良いライヴだった。この空間にいられたのが幸せだし、さっきも言ったけど彼らの作るライヴのワンピースになれて幸せでした。

これからも彼らのライヴに行くからー!今年の抱負!!!

 

 

ところで、12月のカフェイレを聴いていたら「クラッシュアンドビルド」という言葉が出てきたよ。よく聞いてたら創造的破壊という意味のクラッシュアンドビルド(スクラップアンドビルド)とは違ってまだやりたい曲があるから、もうある程度完成している流れ(演出?)を壊していかにして新しい曲を入れていくか、らしいのだけど。でも、これからのライヴで何を壊すんだ!?そして新たに何を作り上げる??ってこと考えてドキドキしました。
もしかしたら今までこの曲がいいんだ~なんて聴いてた曲が無くなってしまうかもだけど、彼らが作りたいと願って作り上げたステージを思う存分体験したいです。
だいたい今回のアルバム曲でまだこのツアーでやってないのが何曲もあるんだけど。シングルはさておいても、うーん、アルバム曲はレコ発のツアーを外すといつやるか分からんようになる…。そういうのは個人的に勘弁して欲しいのです。リリースしたものはライヴでやって欲しい。歌うために演奏するために作ったのでしょ?自分たちはライヴバンドだと自負してるんでしょ?それならぜひ、後半にでも聴かせて欲しいところです。
ま、私自身全部のライヴに行けるわけではないので、それが残念だけど…。行けるライヴは全身全霊で聴くぞーーーーーー!!!!!!

 

 

 

2017.12.11-12 「BUTTERFLY EFFECT」ツアー広島公演セットリスト

 

1.夜間飛行

2.Montage

3.真っ白な灰になるまで、燃やし尽くせ

4.ワールド☆サタデーグラフティ

5.ダリア

6.ネオメロドラマティック

7.メリッサ

8.Working men blues

9.170828-29

10.君の愛読書がケルアックだった件

11.クリスマスのHide&Seek

12.カゲボウシ

13.月飼い

14.Part time love affair

15.Fade away

16.ギフト

17.Rainbow

18.THE DAY

19.ハネウマライダー

20.キング&クイーン

EN1.Hard Days, Holy Night

EN2.ジレンマ