Winter's man

すべて備忘録

ポルノグラフィティ「UNFADED」静岡エコパアリーナ 2018.12.15-16 後編

なんで今頃になって後編なんだ、UNFADEDの後に何回もライブ行ってんだろがって感じなんだけど。やっぱりちゃんと終わらせないとな~と反省したわけです。そしてあれから何回もライブ行ったけど、後から振り返って「私すごくUNFADEDが好きだった(今でも好き)」ということに気が付いたわけです。要するに書きたくなった、と。

 

「UNFADED」の感想の続き、「オー!リバル」からです。

 

 

☆バンドメンバー
マニピュレータ nangchang
ギター     tasuku
ベース     須長和広
キーボード   皆川真人
ドラム     野崎真助


☆セットリスト
12/15
01.オレ、天使
02.A NEW DAY
03.幸せについて本気出して考えてみた
MC
04.東京ランドスケープ
05.ジョバイロ
MC
06.ヴィンテージ
07.前夜
08.ライオン
09.ビタースイート
10.Zombies are standing out
MC
11.見つめている
12.夕陽と星空と僕
13.Didgedilli
14.カメレオン・レンズ
15.海月
16.フラワー
MC
17.オー!リバル
18.ジレンマ
19.パレット
20.サウダージ
21.ハネウマライダー
MC
22.∠RECEIVER
EN
01.Hard Days, Holy Night
MC
02.ライラ


12/16(変更部分)
06.ヴィンテージ→Swing
08.ライオン→ドンクレ

 

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袋井駅に貼ってあったポスター

 

M17 オー!リバル

 「まだまだ盛り上がっていくよー!」と叫んだ後での「オー!リバル」

もしかしたらちょっとご無沙汰だったかも?? あ、いやっ、そういえばバズリズムライブで聴いてたわ。でもワンマンライブでは久しぶりだったな。
火が噴き出す演出があって、正面のスクリーンには何も映らない。

初日は昭仁が下手のお立ち台に乗って歌っていた時に、彼のすぐそばで火が噴き出してびっくりしてすぐに下りるということがあったよ。歌いながら?間奏中だったか?に火が出てるところを指差してしきりに文句言ってったっけ。後ろ向いて須長さんに訴えてたな。次の日はお立ち台と火が出る場所が離れてた…ような。

 

このリバルの始まりのところ、いつからか昭仁が「君らの心に火をつけるのは晴一のギター!!」って言って新藤さんが「ここは表情が肝心なんよ」と福山雅治バリのイケメンの表情を大げさに作って、わざとゆっく〜り〜イントロのフレーズを弾くようになったよね。ゆっくーりと弾きすぎて崩れちゃう時もあったけど。どこかの公演でからかうように昭仁が晴一の周りをうろうろして顔を覗き込んで、耐えきれずに晴一が吹き出してしまったことがあったよ。

なんかさ、バタフェの時もそうだったけど、ツアーの回を増すごとに晴一のサービス精神が怒濤のごとく加速してってる笑 

 

 

M18 ジレンマ

ジレンマがこの位置に!ということはラストの曲はジレンマじゃない~~( ,,`・ω・´)ンンン?

じゃ、これはCupidみたいなCD通りのジレンマ?それともアレンジ…?と一瞬のうちに素早い思考が頭を駆け巡り…。アレンジされてましたね。ちょっとロックっぽい??でもなんか違和感が…。私の15日初日のメモには「なんか大人しいジレンマで拍子抜けした」と書いてあったのだ。その理由はね、次の日のMCで解る。

でもこの曲も回を増すごとにかっこよくなった曲だと思う。演奏者の変化というより私が慣れていっただけかもしれないけど。多分。

初日はこの曲のどっかで特効テープが飛んだ。金銀赤緑青。

 

 

M19 パレット

この曲もめっちゃ裏拍なんだよね。でもパレットってお久しぶりの曲だよね?そのせいかも知れないけど(その当時のファンが少ない…?)16日は2階で下のアリーナ観てて幸せについて~以上にカオスな腕の振りでしたわ。正直腕振りって苦手だからどうでもいいけどさ。

 

爽やかなのに乾いた歌詞のパレット。アレンジ次第で爽やかだけじゃないいろんなこと出来そうな。

 

 

M20 サウダージ

まずびっくりしたのが晴一の黒テレ。サウダージで黒テレって私は初めて見たかも。

前回のバタフェではラテンが一切入らなかったのに、今回は3曲も入れてることにも驚く。アンフェはちょっとセトリが初心者殺し(というほどではないけど)の傾向があるからサウダージは有名どころとして入れたんかなとも思う。或いは「強みのラテン」を強調してるって意味もあるんかな?とその時は考えたけど、終わってみたらそこまで拘ってたって感じでもなかったかな(笑)

16日はイントロのサビ終わりで晴一がスタッフに何か指示してた。昭仁はよくあるけど晴一の指示はあんまりないような(ギター弾いてるから)

 

 

M21 ハネウマライダー

「Hey!you」のところ、昭仁が何度も振り返って指さすというしまなみライビュでおなじみのことやってたね。

後々はハネウマで特効テープが飛ぶようになったのでした。いつからだったかは覚えてない。 

 

 

MC

昭仁「この世の中は色褪せていくものがほとんどで。でも、今日過ごした時間はきっと色褪せない。これからも色褪せない記憶を皆さんと一緒に作っていきたいと思います」

 

 

M22 ∠RECIEVER

5面のスクリーンにモノトーンの映像。真ん中のスクリーンにとても若い裸の女性の後ろ姿。海や空の風景、ニュース画面に出てくる政治家の姿、戦争の、戦闘機の映像。

歌詞が出て、曲の半ばあたりにスクリーンに一人、女性と男性の後ろ姿。多分人種がみんな違う。曲の最後、最初から出ていた真ん中の女性が下ろしていた手を持ち上げ手のひらを開いて見せる。そこには「UNFADED」の文字が。

本編ラストのこれはその時2人が訴えたかったものなんだろう。もしかしたらしまなみから続く想いかも。でもやっぱり生々しくてしまなみでは出来なかったね、と友人と話した。

 

地球上に生きている人間である以上、生きていく辛さは数々あれど避けようもない天災はひどく辛い。避けられるはずだった人災はもっと悔しい。それでもなお甘受して(せざるを得ない)生きていかなければならないのが人間で。

 

RECIEVERと名前の付いたこの曲を聴くたびに思い出すセリフがあって。

「星の時計のLiddel/内田善美」という漫画の中のセリフ。

www.liddellwatchstar.com

 

 「人は美しいものに心動かされる。でもそれは心動かされた人の中に美しさが内在しているからこそ美は美となり得るわけで、自分の中に対応するそれの準備のない者には何の美しさも生じない」「高次のエネルギーを内包する精神は高次のエネルギーを知覚することができる」

ちょっと長くて長いので部分を抜き出していますけど。

これは要するに、発信者と受信者のピントが合っていないと、いくら発信者が内容のあるものを発信しても受信者には発信者の本当の意図が通じないということです。

受信者というものはただ受け止めるだけでなくそれを理解し得る知識、理解しようとする気持ち、或いは理解する為の想像力などもろもろのものが必要だということ。あまりに発信者と受信者のレベルが違うとより重要な発信情報が来ても、私たちはそれを大したことのないモノと侮って受け止め損なうかもしれない。ざっくりした例えだけど私のキャパが1から10までのレベルだとした時、相手が9から50レベルのものを送って来ても私が受け取れるのはたった2つだけなのです。発信者はもっと大きなものを発信しているのに!

そういうことなのです。

 

RECIEVERでありたいと願うなら、そのRECIEVERたる性能は磨いておかなければならない。その準備と覚悟はあるのか。そのことをいつも思うんですよね。

 

 

EN M01 Hard Days, Holy Night

恒例のハドホリ!

まあ、このアンフェでは前代未聞、カウントダウンの2019年1月1日までアンコールの曲としてやっちゃったんだけどね(笑)

15日の昭仁「すぐに帰ってきて!」「帰っちゃう!」

16日の昭仁「すぐに帰ってきて!」「うーん、どうしよう。帰っちゃおっかな~」

帰っちゃうならそこでもう終わりじゃん!

最後に「メリークリスマス!」晴一がギターで「もろびとこぞりて」を弾いて終わり。バタフェの時もそうだったね。

 

 

メンバー紹介・MC

16日のここのMCの時にジレンマの話になって…。

晴一「ジレンマなんて20年以上も前からやってるから」

昭仁「わしはまだ入っていなかった頃ね」

晴一「ジレンマは18歳の頃Tamaの家でリフを作ったからね。ま、今回tasukuがアレンジを変えたんじゃけど!」

昭仁「変えたねー」

晴一「Tamaの!伝統のリフを!」笑

おお!そうだったのだ。あのイントロの、特徴的なリフがなかったのだ!だから何かかっこいいのにあっさりしてて何か違う…みたいな違和感あったのだ。なんですぐ気が付かなかったん、私。アホじゃん。

 

昭仁のMC「20年やってこれた秘訣は?とよく聞かれる時があるんじゃけど、わしと新藤の絆とかそういうものもあるかも知れないけど、それよりもみんながポルノをずっと求めてくれるから続けられるんです。ライブやってくれーとか新しい曲作ってくれーとか、そうやってみんなが求めてくれるから続けられるんだと思います。これからも皆さんにとって僕たちが、色褪せない存在でありたいと思います」

 

 

M02 ライラ

ひー、まさかこの曲が来るとは。

CDで聴いた時、あまりにも語りの部分がクサすぎて、昭仁のセリフ回しが下手すぎて(ごめん)恥ずかしくて2回くらいしか聴けなかったやつ…。まあ、セリフ回しの上手さってのも別に昭仁に求めてはいないけれども。

 

15日、「夢があるとしたら~」の語りの部分「夢があるとしたら~さわやかのハンバーグを腹いっぱい食べたいとか~~静岡の鰻をこれまた腹いっぱいに食べるとか~~」

ひょっとしてここはご当地モノ!?

と思ったらそうなりましたね(笑)

曲の途中にはジレンマのようにサポメンのソロ回しが入る。

 

16日。

最初、晴一がジャーンとギターを鳴らしてすぐやめる。えっ、とびっくりした昭仁。
晴一「ライブが終わった後に反省会って言うか…、もっと良くなるようにってみんなで話し合いをするんじゃけど、この曲ってテーマが「笑顔」らしいのよ。だから昨日笑顔で演奏しようってことになったんだけど。だから今日はみんなで笑顔で演奏しよう!」
客席向いて晴一「ライラは笑顔と共にお送りします」
それから演奏始まる。
昭仁の語りの部分、最初からねっとりゆっくりわざとらしく伸ばし気味に歌うんだけどあまりにも時間がかかるので晴一が「長すぎるッ!」と声をかける。
「夢があるとしたら~」の替え歌。「夢があるとしたら~さわやかのハンバーグを腹いっぱいに食べたいとか~~~~~さわやかのハンバーグはオニオンソースじゃなくて塩コショウで食べるのがツウだとか~~~~~~そんなことを~~夢見たり~~夢見たり〜〜。んッ?夢かこれ!?」(はい、セルフツッコミ)

晴一は呆れたように笑ってたね。

サビのところ晴一もコーラス。

ソロ回し、須長さんロシア民謡弾く(コロブチカ?1週間?忘れた)

皆川さん残酷な天使のテーゼを弾く。

tasukuさんテツ&トモのなんでだろうを弾く。

晴一のソロは真剣な顔でオリジナル?を弾く(ここ、いつからかウルトラソウル!に変わっていったところですよ!)
晴一のソロが終わった後歌いださずに晴一にダメ出しをする昭仁。

「笑顔がないじゃないか!なんで普通の顔で弾いてるんだよ!」

晴一苦笑。
めちゃめちゃ緩かった。
ロシア語のコーラスのところ、観客に歌わせようとするんだけど…まあ、無理があるわ。ツアーが進んだら字幕が出るようになったけどさ、それでも無理があったよね。スパシーバは分かるけどもちょっと簡単な単語にして欲しかったわ。

そういうわけで私はライラを楽しく聴けるようになったよ。ライブで演奏するって大事。

 

 

 

 

今、当時のメモを見返してみると、大したレア曲揃ってないじゃん!(Swing除く)とか、ロックゾーンが続かない~曲順変えて~とか書いてあって笑った。確かにそういうところあるんだけどさ、全体的なイメージとしては楽しかった。

アリーナツアーということもあって、日程がタイトでなかったことも私的にのんびり反芻咀嚼が出来て良かったなぁと。最も演る側はあんまり時間を置くとライブの感覚が鈍ってしまうみたいなこと、前に晴一が言ってたっけ。

私は会社勤めじゃないので時間の調整がきくし、アンフェくらいの日程なら全通も出来たのだけど(もちろん経済的な話は抜きで)ダメなんだよね〜。スケジュール帳の予定がずっと埋まっているのって私は耐えられない。ナマケモノなんで。それと前回のバタフェでつい予定を詰めすぎて何回か2〜3公演を続けて行ったことがあった。そうすると移動するのとどうしても観光しちゃうのとで疲れて、肝心のライブがただの消化試合のようになってしまったことがあったんだよね。体力ある人からすればその程度で…!?なんだろうけど(;´д`)トホホ…

そりゃツアーもたくさん行けば例え同じセトリでも「うーん、うーん、今日は好みじゃない…」というのもあれば「うわお!これ!!キタ!」というのもある。行けば行くほど「これよ!これ」に出会える確率は高くなるけどさあ…。肝心の自分の性能が鈍っちゃどうしようもないもんな。

私はどうもガンガンライブ参戦して楽しんで〜ってタイプじゃないみたい。

 

 

「UNFADED」からだいぶ時間は経ってしまったけど、やっと今(2021年8月現在)ツアーも発表された。コロナ的にかなり状況の悪い中でのツアー発表なので、なんで今なんだよ……との葛藤は全く消えないよ。なんか…なんだかなぁ…を繰り返す毎日。

本人たちもこの、いつ中止になってもおかしくない状況に不安は絶対にあるんだろうけれど、あちらもそれが仕事なんだからしょうがないよなあ。私たちだって感染に怯えながら仕事に出ざるを得ないからね。本当はさ、有観客に踏み切った今年のフジロックにも思ったけれど、仕事だから仕方がない~をお互いに言い合っていたらいつまでたっても何も変われないような気もするんだけどね。

そして、ファンの気持ちも試されているようですごく複雑。

と言いながら遠征はしないことを自分に言い聞かせて(泣くよ…もう、行きたいんだよ!遠征。゚(゚´Д`゚)゚。!)最低限のチケットは取ったけどねえ。。。

 

果たして私の初日は迎えられるのかしらん。。。