私はなんとなくクジ運が良くない。
なんとなくというのは、人生すべてにおいて何をやっても上手くいかない、すべてが裏目 に出る。と、言うほど悪いわけでもなく、でもまぁくじ引きにおいて何かの3分の2が可の部分で3分の1が不可だったりする場合において、なんとなく3分の1を引きがちだなぁ~という程度のものである。
そんな程度のものでも積み重なればちょっとへこむ。宝くじは低額でも当たったことがないし、ライブ行くようになってから「当選」の文字を見ることはほとんどの人が当たるような低倍率の時のみ、になっている。は?「席運」って? そんなのあるわけないでしょーが!
…なんでこんなことをダラダラと書いているかって?それはこんな私がポルノファンクラブ、love up! 限定の公演に当たったからなんですよ!!!
わーい!初めて当たったああぁ!!
結構周りのみんな、ファンクラブ募集のなんちゃらかんちゃらによく当たっているじゃないですかー。プレライブはもちろん、最近はさすがに無くなったけどテレビの番組観覧とか、ラジオの限定ライブとかさぁ…!どーせ、おばちゃんだからね、当たりませんよ。ふん、いいんだもん!とその度に顔ではへらっと笑っても心の中ではやさぐれて唇を噛み締めていましたのです。いい歳して悲しい、、、。
もちろん今回のツアー、コロナ禍はまだ過ぎ去っておらず、ライブが禁止となっている職種の人もいるだろうし家族のためや自分の健康のために泣く泣く諦めた人も多いと思う。遠征をしたくとも自制している人もいっぱいいる。だから多分その人たちの分が私に回ってきたんだろうな、とは容易に想像出来ることで。
まあそれでも嬉しかったことには変わりない。もしかしたらもう二度とないこの機会を堪能しようじゃないの。そんなわけで、来たる日を無事に迎えるため、自分にできる感染対策を精一杯して(マスクはN95 だのKF94だのを取り寄せ、ソーシャルディスタンスを常に意識しなるべく誰ともしゃべらず、手を洗い消毒し、体調は万全になるよう7時間睡眠を心掛け、もし当日体調悪かったら当たり前だけど涙を飲んで諦めようと)あとはただひたすら楽しもうと心に決めたのでした。
ところで続ぽツアーは始まったばかりでまだ全然続くので、すべてがネタバレです。
言うまでもないけどネタバレ回避のため参加してから見てね。
9月25日。曇り、私の住む街午前中ちょっと小雨。暑いような涼しいような。
開場は17時なので会場受け取りのグッズは16:00~16:30に設定。
そして、この日は渋谷タワレコ で去年の12月4日に行われたCyber ロマンスポルノ~REUNION ~のパネル展示があるとのことで、とりあえず写真は撮ろう!と少し早めに行くことに。最初の予定ではなるべく現地にいる時間を短くするためギリギリに会場に入って、観たらすぐ帰ろうとの予定だったのに、、、うーん、ま、いっか!
思えば忘れもしない1年以上前の2020年2月26日…はスガさんのかけすぎジャンボリーのLINE CUBE渋谷。確か初めてイベントに対して中止や延期や規模縮小の要請が出た日ですよ。あの日はまだ緊急非常事態宣言出てなかったのに、宣言出ている今日の方がめっちゃ人多いッ~~~!!! 本ッ気で7月から9月まで仕事や家の用事以外引きこもりの生活だったから、世の中にはこんなに人がいっぱいいるんだなーという上京当時みたいな素朴な感想を抱いてしまった。いや、ちょっと怖かったです(実際この時は新規感染者は減りつつあったけれどもさ)
タワレコ のポルノ、「テーマソング」のコーナー
「REUNION 」のパネル展示
上手く照明の反射を入れずに撮ることができなかったのです…。
おまけにパネル展示は行列ができていまして、試行錯誤する時間もなかったのよ~。まあ見られただけで御の字です。
それから会場に向かい、グッズ受け取って少し待って入場列ができたので私も列に並んで待機。
入場ではまず検温。そして身分証明書の確認。チケットと身分証の名前を照合。それから電子チケットを自分で切らされる(切るって言うか、2本指置いてスライドで「入場済み」の文字が出る)それから手指の消毒して自分の席へ。
この日は2階2列。
私にしてはとっても見やすい席。チケットの神様ありがとう。1階10列以内が良かったなんて言わない。
コンタクトレンズ 入れてきたけれど思ったほど見えない…か?コロナ禍で家で漫画ばっか読んでYoutube ばっか観てたせいで近視乱視が進んでるのか。それなのに双眼鏡を忘れてるし。
ステージの背景は真っ黒、の中、真ん中に青色の小さいライトでふちどりされた今回のツアーのロゴが配置されている。PとGの間に銃を持った宇宙飛行士のアレです。縁取られた中の真っ黒のところ、散りばめられた星が光っている(うう、説明ができない)
置かれた楽器の並びは「REUNION 」と同じ感じ。
会場BGMは…なんだろう?なんか60年代~70年代ぽい?ボーカルの入った音楽。ロックというよりポップスかなあ? ライブ始まる前のえずきたくなるような緊張を堪えて聴いているうちに知っている音楽に遭遇した。エルビス・コステロ の「SHE」だ!……ただ家に帰って色々反芻しているうちに「SHE」はカヴァーだったということを思い出した。カヴァー元はシャルル・アズナブール である。あの流れていたのがコステロ なのか、アズナブールなのかYoutube で聴いてみたけど全然分からん。だってどっちにも詳しくないんだもん。たぶんまた聴いても分かんないよ。
ただ、後で調べて面白かったのはシャルル・アズナブール のリリースが1974年で、エルビス・コステロ のリリースが1999年なんだよ。これ、なんかの符合なんですかね…(すぐ結びつけるオタク)
開演。
書いてる今もう開演時のこと忘れてる。
だってライブは久しぶりで、緊張のあまり30分前からお腹がチクチクし出して始まったときに本気で痛かったんだもん。
でもサポメンが入ってきて、ポルノの2人が入ってきたらお久しぶりのライブモードにチェンジ、ちょっと身体がシャキーンとした。
M01 IT'S A NEW ERA
どっかでネタバレがあって、この曲で始まるみたいな噂があった。
旅に出よう〜と歌うこの曲ならトップバッターも似合うね。ほら、PANORAMA×42の時の始まりも「メリーゴーラウンド」だったから。あれも旅に出よう系だった。ライブツアーの旅に一緒に出ようみたいな趣向は好きだ。
新曲「テーマソング」のカップ リングのこの曲を初めて聴いたとき、クラップと波に揺れるようなフレーズとテンポがビヨンセ の「Halo」を思い出させた(曲が似てるというわけでないよ。私の好きなRyan Tedderがビヨンセ のために作ったHaloは、めっちゃ美しいメロディーとアガペー 溢れ出る歌詞で素晴らしいのだ。みんな聴くといいよ)
NEW ERAもきれいなメロディーが連なる。歌詞は一見おとぎ話のヒロインが愛する人 と新天地を目指すような夢見心地の言葉の羅列に、ちらちら何かを皮肉る言葉が隠れているよね。顔のない王って責任を取らない王かしらん…うーん?どっかの国の政治家みたいな…。
サポートメンバーは前回「REUNION 」と同じミュージシャンで、もちろん私は「REUNION 」には行けず聴いたのはパソコンにヘッドホンを繋いでのみだ(映画館でのディレイビューイングには行ってるが)だから生で聴くのはこの時が初めてなのだ。玉田さんも山口さんもPCで聴くよりずっとずっと迫力満点!・・・なのだがどうやら会場のスピーカーから流れる音声のバランスがイマイチだったような気がする。だって歌よりギターよりドラムとベースが(かなり)音おっきいんだもん。うぅぅ一曲目にありがちなやつ…。ラインで直接楽器から引っ張ったクリアな音を送ってくれてそれをPCで聴くのと違って、ホールだとスピーカーで出せば建物への反響等あるもんね。それも観客が入ると反響がまた変わるし。こういうところが生の現場だったよなって感じひしひし。
晴一ギターはフライングV 。
※ただ今回アコースティックなコーナーを除いて全体的に音量が(必要以上に)大き過ぎ、潰れた音になっていたところ多数。すごく残念だった。これも初日あるある。
M02 幸せについて本気出して考えてみた
2曲目にして盛り上がる系。
声出せない分、拳突き上げることで客席と演奏者があっという間に意思疎通できるような曲、としたのかも知れない。そういう小難しいことはいっか。おなじみの曲がきたことで一気に雰囲気が今までのポルノライブに戻りだす。だからさ、ずっとライブに行けなくてやっと来ることできて感極まって涙……してる暇なんてないんだってば!!!
M03 ドリーマー
ひーーーー、、、。2009年の東京ドームの時はまだファンじゃなかった私にとって「ドリーマー」は聴いたことないけどずっと聴いてみたい曲だった。「SWITCH」のライブDVDで一部分を観たことがあるだけなんだよ。あのカズーを放り投げる部分!だけ!のやつ!てかなんでSWITCHのDVDはあんなにライブ部分をツギハギしてんのそれがおしゃれだと思ってんのライブ部分とインタビュー部分は別々にしなよテレビのドキュメンタリー真似してんのかライブの映像は何の特殊効果もいらないからスタッフが使うためのモニターの映像でいいからーーーー。
ドリーマーは間奏部分がビートルズ のレディ・マドンナに似てるよなあ…ってずっと思ってたら、いつだったか本間さんがテレビで、レディマドンナで使ったカズーを入れた曲を作りたいと思っていてドリーマーを作ったと言ってた。間奏が似ているのはオマージュとのこと。
今回は残念ながらカズーは使ってはいなかった。
でも楽しい曲だよね。例によって記憶が飛んでいるので楽しかったという記憶のみ。始まる前に「今日はいい夢を見て帰りましょう」とかなんとか言ってたような。
M04 ANGRY BIRD
うーーー、攻めるね。台湾ワンマン以来のANGRY BIRDです。
ツアーが始まる前にカフェイレで2人が「コアファンの(ための?)コアに寄ったセトリ」なることを言っていたので少しはアルバム、カップ リング曲が多めなのかな~と控えめに期待していたけど今のところまあまじゃないですかね?(偉そう)だけどね、たぶんホンマモンのコアファンって「UNFADED」くらいじゃ鼻で笑っちゃうんだよ、はるちゃん。インディーズの時の曲くらい平気でリクエス トするやつだよ!たぶん。私はコアファンというよりただ好きなだけ。コアなんておこがましいっす。
しかし、、、なんでやねん、これも記憶がないわ。
ライブ行かなくなってライブを記憶する能力が衰えてしまったとしか思えない(´;ω;`)ウゥゥ
M05 Love,too Death,too
すごいド派手なミラーボール!
が、天井じゃなくてステージ上に設置してある。ステージの奥の右と左に1つづつ、手前の右と左に1つづつ。それがサビになったらグルグル強い白い光を出しながら廻る。小さな会場だから箱全体があっという間にダンスホール ?ぽくなってた。ミラーボールなら痛い立ち位置 では!?と思わなくもないけど。
クラップが楽しかったなぁ。何だかラブデスが楽しい曲!というイメージがないのだけど、この日のラブデスは楽しかった。声それも笑い声さえ出せない会場で、それもマスクをずーっとつけたままで表情も分からない状況で、観客が楽しんでますよ!って伝えるのにクラップって良いんだなぁとただひたすら楽しんでいた。気のせいかメンバー2人も楽しそうにしていた。なんかね、いつもは昭仁くんにみんなで1つになって〜なんて言われても別に1つになる必要あるんかいとシニカルに思うことも多々あったんだけどね。本当にごめんやで。
最後の最後、昭仁くんのロングトーーーン!!これも聴くの久しぶりだ。
MC
「わしらが~~~ポルノグラフィティ じゃッ!!」
昭仁「この状況じゃけ、不安もあったけど、うんうん、いい感じです!」
みんな、グッズのボイスストラップを取り出す。何か反応しようと音を出すけれどほとんど聞き取れないような小さい音しか出ない(笑)うーん、初っ端だもんね。たぶん使い方分かっている人の方が少ないよね。と思いながら…私は誤爆 が怖かったんで買ってないです…すまぬ。
昭仁「曲やってるとき以外はそれで表現してよ。MCしょうもな~ってときそれでフォローして〜」
会場の持っている人はみんな必死で鳴らすけど、元々音が小さいんかな?ステージにほとんど届いてないっぽい。「今日の反省会は決まりじゃな。ボイスストラップが売れてない件について(笑)」と晴一に言われてしまった(笑)
晴一「色々大変な世の中になったけど、大変なときの方が記憶に残ったりするじゃん。これが皆さんのいい思い出になるようなスペシャ ルなライブになるといいなと思います」
昭仁「新しいメンバーを紹介します。ドラム・玉田豊夢 、ベース・山口寛雄 !」
ここ、「新しい」って言ったかそれとも「REUNION に引き続き」って言ったか。…覚えてない。
昭仁「わしら、もう23年目に入ったんだよね。でもまだまだ歩みを止めずに行くつもりです。この曲を聴いてもらおうと思います。ウォーカー」
M06 ウォーカー
これも!私にとって初聴きです。
この曲はアルバム「ポルノグラフィティ 」に入っていて、「ポルノグラフィティ 」って割かし評判が良くなかったりするけど私は結構好きだったりするんです。このときのバンドサウンド が整っていてきれいなんですよね。ただ、このときの昭仁の歌い方というか声の出し方があんまり好みじゃなくて、こういうこと言うとなんですがもう一度今の声で聴いてみたいなあなんて常日頃思っていたんですよね。
ところが、うわわわわ初聴きだ~~~!!!の興奮が頭を覆ってしまってあんまり歌や演奏を覚えてない(…覚えてないのはこれだけじゃない…けど…)たぶん今、私が幸せな溜息をついているので満足しているんだと思う。今度行ったらもっとよく聴いとこう!それまでセトリ変わらないで。
この曲はAgainのような初期から続く、ポルノをやっていくにあたっての葛藤を歌ったっもの、だとどこかに書いてあった気がする。初期の頃の葛藤と同じものが今の彼らにあるのかは分からない。それでもいなたくなってしまった苦しさの履歴は消えないのかも知れないし、また新しい葛藤を抱えているのかも知れない。これはそんな、葛藤は抱えたままでも歩みを止めずに行くっていう所信表明みたいなものかな(と勝手に思い込んで熱くなるオタク)
昭仁はベフニックのギター、晴一はベージュ色?クリーム色?のTelecaster 1962。ギターソロはちょっと変えていた…ような気がする。
M07 君の愛読書がケルアックだった件
この曲を聴いていて、そういえば今までバックスクリーン何も出てないなと気づいた。今回すっごく演出がシンプル。一曲目はロゴが光っていたような気がするのだけど。
ケルアックと言えばBUTTERFLY EFFECTツアーのときのはっさくメガネ主演の映画じゃないですか。病院の医師が晴一でヒロインの父親が昭仁という…。あの昭仁のあまりの大根っぷりに私はあのDVDを封印してますです。だって笑っちゃうんだもん。
でもBFツアーは本当に演出が凝っていたんだなあと改めて思った。
だからって今回は何にもないじゃんとか文句つけたいわけじゃない。私は基本シンプルなほうが好きだし。
コロナが流行って今まで簡単に出来てたことも簡単じゃなくなって。たくさんの人の手が入るであろうライブで、スタッフとの打ち合わせなども容易ではないのかなあと思ったり。ましてや感染状況によっては突然中止になったり延期になったりがないわけでもない。いろんなパターンを推測して、スケジュールはキチキチと組み立てられずに余裕をもたせなきゃいけないのかもしれない。だから今回は凝った映像演出よりも演奏を優先にしてるのか、あるいは何より歌と演奏を届けたいと思ったのかも知れない。まあ、これからどんどん変わっていくかもだしね。
前のケルアックと同じように晴一のコーラスが良く聴こえた。コーラスは出来たらいつも晴一やサポメンのがいいなあ。
M08 サウダージ (続・ポルノグラフィティ エディション)
2021年のポルノさんのことで嬉しかったこと。
こうやってライブやってくれたこと…もあるけれど(どっちかというとアルバムを期待していた)何よりTHE FIRST TAKEに出てくれたこと。
THE FIRST TAKEというのはYoutube の番組で、一本のマイクの前で一発撮りでパフォーマンスをする映像を配信するというもの。今までもLiSAさんやDISH// の北村匠海 さんが出ていて、再生回数は億を超えネットの垣根を越えて話題になっていたのだ。出演しているのはどちらかというと若い売り出し中のミュージシャンが多いイメージだが、鈴木雅之 さんとか郷ひろみ さんとかベテランも出ている。そこに出てくれた!
いつも思うんだけど、ファンのことを大切に思ってくれるのは嬉しい。でも、私はどっちかと言うとファンに向かって活動するより、ファンを含めてなおずっと遠い場所広い場所に向かって活動して欲しいのだ。ファンが想像した通りのポルノなんて見たくないんだよ。もっと斜め上をドヤ顔で行くポルノが見たいんですよ。
ポルノグラフィティ は1回目にサウダージ を歌い、2週間後にテーマソングを歌った。
サウダージ はリリースしてから大勢の人に何回も聴かれ、ライブでも何回も歌い演奏された楽曲だ。ファンになって浅い私でさえ、ライブでもテレビでもあまりにも何回も演奏されるので、えーもうサウダージ はいいよ~~~となったことがある。好きなんだけど。
でも、この日のサウダージ は一味も二味も違ったのだ。
全人類聴くがいいよ!
VIDEO www.youtube.com
昭仁くんはソロ活動の2年間の間、DISPATCHERS というYoutube 番組をやっていて、そのとき歌ってる姿見ててもでもなんだかどんどん上手くなってない!???という感想を抱いていたのですが、やっぱりめっちゃ上手くなっている~~~!!!!!
強い声なのに透明感。クリアなのにハスキーで色っぽい。
この動画は結構話題になっていて、表現力・説得力が凄いと評価する人がいっぱいいる。私も思った。やっぱプロは凄い。
で、ライブの感想メモを見たら
アキヒト「背中の汗を拭こうと思って手を上げたら肩(腕だったかも)がいとーて」おっさんクサいことを言う、と書いてあったよ。
晴一「それにしてもこんな状況になって。まるで小説とかSF映画 みたいな世界になってしまったよね。わしらは試されているんじゃなーと思うよ。果たしてフィジカルで離されて心だけで繋がれるのかってことを」会場を見回して「これだけみんなが集まってくれると繋がっているようで勝った気がします」にやり。
昭仁「こんな世の中になって、どんな風にミュージシャンが伝えていけるかってことがすごく重要になってきた。音楽やライブをやる価値が今までになく高くなったと思う。(THE FIRST TAKEに出たときについて)Youtube の登録者が500万人を超えるような大きなチャンネル。23年目にしてこんなに刺激的な場所に出ることになった。もちろんデビューしてからずっと真剣にライブをやってきたよ。でも、昔対バンやってた頃の『やってやろうじゃん!』みたいな気持ちに久しぶりになったね」
そう言うと昭仁はスタンドマイクをちょっとずらし、ステージぎりぎりに出てくる。
「最初だけマイクなしで歌いますね」
確かそんな風に告げてからアカペラで歌い出した。
「わーたーしーはーわーたーしーとーーー」
えーーーー、頭の中が大混乱!
今までライブの最後の生声での挨拶以外に生の声を聴いたことなんてあったかな!?!??
初期の頃のファンなら確か、ファンクラブイベントで一人一人声をかけられてピンバッチを渡されるような羨ましい過去があったと聞く。その時の会員ならいざ知らず、今はテレビでもラジオでもラバップ の動画だってあの声はマイク通してスピーカーから出てきたものだよね。少なくとも私はオフで話したことなんてないからライブの終わりの生声意外に生の声なんて聴いたことない……。それも歌声……。これはとっても貴重なことなんでは?!?!???
……凄い。耳を澄まさず普通にしていても2階に余裕で大きく聴こえました。
THE FIRST TAKEのアカペラでやったところまで歌いきると、伴奏が入り昭仁はスタンドマイクのところに戻ってTHE FIRST TAKEバージョンが始まった。
晴一・ガットギター、tasuku さん・アコギ、皆川さん・アコーディオン 、玉田さん・ドラム(ブラシ)、山口さん・ウッドベース 。
昭仁、どんだけ自信があるんだろうか。
M09 ミステーロ(続・ポルノグラフィティ エディション)
記憶があやふやなんだけど最初に曲名言わなかった気がする。いや、言ったけど聞こえてなかっただけかな。ちょっとの間曲名を思い出せなくて、なんとなくレトロな雰囲気の曲だな。今回カヴァーがあるのか…いったい誰の曲?なんてフトドキなことを思った。ファンとは思えない発言(笑)ごめんなさい。だって原曲よりテンポが遅くスリリングさがない感じだったから。それとサビ始まりにしてなかったからかな。
ミステーロはいつも明菜ちゃんを連想する。晴一も中森明菜 をイメージとか何かで言ってたし。今回のアレンジで明菜が気怠く歌ったらそれはそれで似合いそう。
晴一は座ってアコギを弾いていたんだけれど、私のところからは真っ黒なギターとしか見えなくて、あれ、こんなギター持ってたっけ??と不思議だった。別な会場で観た友人がYairiの12弦ギターだったよって教えてくれた。このギターは初期の頃から持ってるらしく会報にも出ているんだけど、最近でもぱのよんのシスター、THE WAYの横浜リリーでも使っているんだよね。でも、ツアー始まる前にベフニックの12弦使うって言ってたあれはどうしたんだろ??
M10 鉄槌
イントロ始まる前から楽器隊が鳴らしていた音が何か…鉄槌ぽい…んだけど……まさかな。ここでやるわけないやろと思っていたらほんまに鉄槌だったよーーー!
すみません、私、鉄槌も初聴きです。だって2012年のFCUW4からライブに行き始めたんで。2011年の12月にやった幕張のライブは行ってないんだ……( ノД`)ワーン
……この曲はめちゃめちゃ好きな曲です!
だからメモ見たら「やばい」しか書いてなかった。
記憶は飛んでいる。
ただ音がさ…!凄かった。迫力のある玉田さんのドラムと山口さんのベースがめっちゃ映えるやん。
今度行ったらもっと集中して聴こう。
あ、あといっこだけ思い出した。ギターソロが少し長めで晴一が弾いてる間昭仁が一旦ハケ たよ。と言っても幕張のときのようにうーーんと長ーいアレンジがされてた訳ではなかった。
M11 Fade away
メモには「やばい」しか書いてなかった。2回目。
何この流れ。鉄槌→Fade awayってポルノファン殺しにかかってる?
なんて言うか、好きなものをどん!と目の前に出されたら何か考えているヒマなんてないよね。観るので、味わうので精いっぱいだよね。
記憶は飛んでいる、の、だけど、きっとその味わいの記憶は身体の中に残っている、たぶん。ただ表現するすべを持たないだけだ。そう!無意識のうちに絶対に自分の海馬にたたきこまれている!は!ず!(言い聞かせ)
これも特別にアレンジを施されてたわけではなくてだいたい音源に近い演奏。確か…。
しかし、なんとなくFade awayは二度と聴けないような気がしていた。演ってくれて良かった。ありがとう。滂沱。
M12 元素L
「暗い救いようのない曲が続いたので、ここで愛の歌をおくります」
と言って始まった元素L。1番は昭仁の歌声と昭仁のアコースティックギター だけで。ギターもほとんどコードを優しく鳴らすのみ。テンポを落としてゆっくり。2番から楽器が入って原曲の流れになる。昭仁はギターを置き、歌に専念し始める。
私はたぶんこれも初聴き。
そしてなぜだか知らないが、当日これがめちゃくちゃ沁みたのだ。
原曲はいい曲だと思うのだけど今まで特別好きと感じたことがなかったのにね。それなのに、なんでだろうなぁ。すごくいい。言っちゃうよ、好き。やっぱり暗い歌が続いたので温かい優しいものが欲しくなったのかな。暗い歌が私の何かを削り、でもそこを塞ぐようにふんわりと真綿にくるんでこの思い抱きかかえていって欲しい、みたいな感じで。
だからきっとセトリ考えた演奏者の意図にまんまと乗っかっちゃったんだろうな。
いいのだ。いくらでも乗っかる。
晴一くん、お久しぶりの赤いES-345でした。
M13 Winding Road
この曲はわりあい最近よく演奏されていて(といっても2018年のしまなみとドリフェス )聴く機会が多かったのだけど。
元素Lは愛の始まりの歌だったけど、こちらは愛の終わりの歌。歌詞を改めて見るとめちゃくちゃ未練がましいんだよね。「まだ君が好きだから」「すべてが嘘だともう一度微笑んで」「本当は離したくない」「忘れはしないだろう」「冷たい風には負けそう(冬になって寒くなったら別れるのムリ)」それなのにボタンをかけ違えた違和感には耐えられなくて、お互いにもうどうしようもないと別れを選ぶ歌なのだ。
元素LもWinding Road も日々の中にある愛するがゆえの心の揺れを表していて、愛おしい。
どっちも秋、そして冬にかけての歌なんだね。そしてどっちもメロディーが優しい。
MC
うろ覚え
昭仁「この2年間で世の中の色合いがガラッと変わってしまった。僕たちは暗闇のトンネルをずっと手探りで歩いている。でもこの先には出口があって、出口の先にあるのはIT'S A NEW ERA!そこを目指して行こう。今日がその日だ。THE DAY!」
M14 THE DAY
横浜スタジアム でやったTHE WAYでは歌詞が新しく足され「THE WAYバージョン」になり、BUTTERFLY EFFECTツアーや神VS神では昭仁の声と晴一のギターの掛け合いがあったTHE DAYだったけれど原曲通りの演奏。もしかして久しぶり。
えーと、私は本当にMCが覚えていられなくて、メモっても言葉の断片をとらえるのがやっとで、あと聴力が落ちてからは会話の聞き取りが前よりしづらくなってしまった。それにポルノさんは二人とも嚙むしな。という言い訳をしておいて…、だからどこのMCだったか忘れたんだけど「ろくでもない世の中」という言葉があったんだよね。これは確かANNXでも言っていた言葉だけれど。
「世の中が変わらなくても生き抜く知恵を絞らなきゃいけない。どんな発想をすれば、世界が腐っていても関係なくハッピーな時間を過ごせるか、を考える大人でなければならない」というのは椎名林檎 (東京事変 )が2021年に出したアルバムのインタビューで言っていた言葉で、彼女は2020年にコロナ禍でライブを強行してバッシングを受け、オリンピックではいろいろな出来事に翻弄されて降板を余儀なくされた。うーん、大人であるからきちんとした冷静な言葉にしてあるけれどガッデム!の気分だろうななんて思う。
「腐った世界」はコロナが流行った世界ではなくて、コロナが流行ったことによって今まで耳触りの良い言葉や映像等で隠されていた汚いもの、ずっと前々から先送りされたもの、差別、無知、たくさんの矛盾など諸々が炙り出された世界だ。
パンデミック が起きたとき、私は世界が、世の中が一丸となってみんなで知恵を出し合いウイルスと戦う世の中になるのかと思っていた。一部はそうであるけれど、みんながみんな一丸となってとは行かなかった。都合の悪いことは隠蔽され、それぞれの利益の主張ばかりが始まり、意見は分かれ、意見の違うもの同士の諍いが始まり分断が加速された。でも元々世界は腐っていたのかも知れない。ただ目を逸らされていただけだ。そして私たちも、本当はたくさんの問題があるって薄々気が付きながら気が付いてないふりをしていただけなんだろう。
星野源 のラジオに米津玄師が出たときも、2人とも今年ラブソングを出しており、なぜ今ラブソングなのかとの問いに星野が「世の中がどんなにクソでも愛を生むことが出来るし、この世界のおかげでこの(素晴らしい)愛が生まれてるわけじゃない。自分たちが生んでる。そういう怒りがあってこの曲を作った」と言っていて、今、クソで腐ったろくでもない世界に生きているという認識は同じなんだなぁと思ったよね。
でもじゃあ、この世界を生き抜くために私たちは何をすればいいんだろうね?
THE DAYの描く歌詞がテーマソングやIT'S A NEW ERAよりも実世界とリンクしていて、雨は実はずっと昔から降り続いていたし、今もなお降っているんだなと思ったよ。
M15 REUNION
この曲は2020年12月4日のライブのときに披露され、その当時リリースなどの予定はないと言っていた。が、今回のシングル「テーマソング」のカップ リングになり、その当時披露された歌詞が変わったり無かったCメロが足されたりした。ブラッシュアップってやつですね。
披露された当時にフォロワーさんが何人か、サビの「REUNION NOW REUNION START REUNION WORLD〜」と繰り替えされる部分を仏教の念仏のようだと言っていて、あーなるほどなと思ったんだよね。平歌の歌詞に「マントラ 」(サンスクリット語 で文字や言葉の意味→真実)や「円」(仏教用語 で円教→完全な教え→真実)や環(輪廻転生を連想させる)が出て来るので仏教をイメージしたものなんだなとは私も思っていた。新藤さん、ヨガをやっているって言ってたしね。そっか念仏か〜(そうしたら最近のインタビューで晴一が曲を聴いたときに念仏のようだと思ったらしく、そういう歌詞になったと言っていた!)
※うーん、最初に発表された歌詞を載せたいけど…これはYoutube にも動画が出されているからNGになっちゃうんですかね…?💦
とにかくライブ「REUNION 」で演奏された当初の歌詞では、平歌は全部命令形で書かれ、サビのREUNION ~が繰り返されるところは全部英詞だった。なるほどこれは歌詞であっても歌詞ではない。サビの繰り返しが念仏ならば、平歌の命令形は神のお告げのようだ。ということは、この曲はまるでシャーマン(巫師)の御託宣みたいじゃないか!では、さしずめ昭仁はシャーマンなのか…?!?!……などと一人で思い込んでゾクゾクしました。だってそう思えばどんどんそう思えてくるんだもん???
ま、めでたくリリースされたときにはこの生々しさが消え、どこか少し俯瞰で見ている物語のように変わってしまったんだけど。もちろんこっちもクソかっこいいんだけど。Cメロめっちゃいいじゃん。…なんだよこれのライブ映えったら…!!
ただ、12月に披露されたときは本当に先が見えなかった。その頃からずっと、離れて暮らす家族にすら会えなかった。どうしてもお互いに感染していたら…そして感染させたら…が怖かったから。そんな、これからどうなるのか分からない世の中で、新しい歌を歌ってくれたことが涙が出るほど嬉しかった。だからREUNION は夜明けを呼ぶための呪文でもあったよね。本当はね、ブラッシュアップされてなくてもいい、そのときリリースして欲しかったんだ。
……などと愚痴を言ってみたりして。
2020年の配信ライブは楽しかったけどやっぱり実際に行けなかったのが悲しくて、何だか「再会」って気はしなかった。曲のREUNION はちょっと変わってしまったけどライブでこれを聴いて、あっ、私やっとREUNION (再会)できたじゃん!て思うことができた。嬉しかった。みんなもそうかな?
M16 メリッサ
演奏が始まる前のリズムを刻む音で次の曲が分かったけれど、今までのライブでやっていた盛り上がるための楽曲にちょっとピンと来なかったよ。だって何だかもうREUNION で盛り上がりっぱなしだったから。あれ、コロナ前の普通のライブの流れになっているじゃん、って感じ。急にコアファンから一般ファンを意識したセトリ?みたいでなんか苦笑。いやいや、メリッサはすごく好きなんだけど。
ここからだったかな、スクリーンのロゴの縁が光り出したの。黄色だった。※いや、違った、REUNION からロゴのあたりが光ってた。
M17 ハネウマライダー
タオル廻し小さくOKとのお言葉が晴一くんから。てか会場の前にこんな注意書きがあったけど…。
これはもう、一曲ネタバレですね…。
始まる前に昭仁が「この何年かの間に溜まったものをこの回転に全部込めて行け!」とか言ってた。回転に全部込めていけって何なんだ(笑)小さく回したよ。マスクの下で声を出さずに笑いながら。
M18 テーマソング
あの玉田さんの特徴的なドラムからスタート。おお、今生で聴いてるんだな私、と感激。
晴一は黒テレ。この日はこの曲だけが黒テレだった。
この曲を初めて聴いたとき、お、ポルノでもこういう曲作れるんだと直感的に思った。こういうとなんか上から目線で偉そうに聞こえますけど…。すみません。私は音楽的に解説できる知識皆無なので本当に感覚でしか言えないけど、なんとなく今までのポルノさんが出す曲より今風だな~って思ったんですよ。うーん、本間さんが作ってた頃の正統派なJpop(Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、ギターソロ、大サビみたいな作り)からもうちょっと自由になった感じというか。REUNION の最初のやつなんかも、洋楽でよくあるヴァース、コーラス編成だし。DISPATCHERS によると、昭仁は今流行っている若いミュージシャンの音楽をよく聴いているそうなのでそういう影響なのかも?
だけど歌詞は、若い、社会人になって2、3年目くらいの女性が仕事やプライベートでちょっと自信をなくして~だけど未来に向かって頑張ろう!(特別そうは具体的に書いてはないんだけど、、私にはどうしてもそうとしか読み取れないんです、、、ごめんなさい)みたいな歌詞なので…ちょっとおばちゃんにはピンと来ない…。応援歌、前を向いて元気になれる歌ってその気持ちはすっごく分かるんだけどさ。まあ、でも今その立場にいる人にはまさにこれ、きっと励まされる人もいっぱいいると思うのでこれはこれでいい曲だと思います。
うーん、でもね、今出してくれる歌詞なら、まだIT'S A NEW ERAの方が分かる感じがする。
でも、NEW ERAもさ、もう海の向こうにあるのはユートピア なんかじゃないって分かってしまったじゃないですか、このご時世。自分がいる場所がたとえディストピア だとしても、そこを抜け出し目指した先で願ったものが用意され、すべてがうまくいくなんてありっこないかなあ、と思うわけ。
自分に向かって降りそそぐのが雨じゃなくて鉛の弾丸なら一目散に逃げるべきだけど、そうじゃないならするべきことは、工夫をこらして今いる場所を快適に生きれる場所に作り上げることと思う。それも、いつかの昔に他人が作って自分に沁み付いた古い価値観をひっくり返して、新しい価値観にアップデートしてから世界を構築しなければ新しい世界が来ない気がする。
そういう世界観の歌詞を聴いてみたかった。
……と書くとえらく文句垂れてるように聞こえるかもですが、、、(汗)
あくまで個人の感想なんで。ま、ちょっとしっくりこないなんてよくあることさ!次に期待。
でも、ライブは良かったです!!!
サビは最初ワイパーとクラップが半々だったけど、最後のサビではだいたいクラップになってた。私はクラップの方がステージに聞こえるかな…なんて思ってやってたよ。どっちでもいいけどね、好きなように。晴一がとってもニコニコしてた…気がする。
EN
アンコールの拍手は一体どうしたらいいのか一瞬迷った。迷って分かんなかったので普通の拍手してしまった。誰かがボイスストラップでポルノ!ポルノ!出すかなとも思ったけども…何しろしょっぱなだし。しばらく会場でアンコールの(普通の)拍手が続く。が、ある瞬間から、チャチャチャ!チャチャチャ!の拍手に変わった。びっくり!!!誰がリードしてくれたのか。すげー!きれいな揃い方!!!鳥肌ものよ。私はアホみたいに(あっ、そうか、最初からこういう風に拍手すれば良かったんじゃん…)と感心してました。
そうしてるうちにサポメン、晴一、昭仁がステージに登場。
サポメンズはグレーのロゴTで統一。晴一はカーキのロゴT。昭仁は青のポルノT。
昭仁が嬉しそうに観客に話しかける「すごい!拍手が揃ったんじゃ!?」
この辺りのMCがちょっとあんまり覚えてないんだけど、昭仁「ミュージシャンとして出来ることが皆さんに曲を届けること。ここで新曲を聴いてもらいたいと思います」みたいなことを言ってたと思う。
EN01 メビウス
晴一は赤のES-345。
Aメロ、Bメロはギターと昭仁の歌声だけ。静かな、でもメロディーはちょっと可愛らしさもあるような。ちょうどオルゴールが鳴ってるような可憐さ。でもその後に他の楽器が入ってきてハードな感じに。
昭仁が一生懸命に歌うんだけど、一生懸命に歌うほど音が潰れて歌詞が聞き取れない。。。最後だけ「壊れてしまった。好きだったんだけど」を聞き取れた。
後から、他の渋谷参加組が言ってたのを聞いたら、みんなやっぱり聴き取りに苦労してたらしく?部分部分だけ。「両手で私の首を締めあげ~」とか「萎んだ肺のままで」とか不穏な感じだったらしい…? これはどういう歌詞……???
歌い終わった後、「この曲はタイアップとかリリースとか一切決まっているわけじゃないです。ただ、僕らが今表現したいことを純粋な気持ちでお届けしました」とのこと。
歌詞が出ていないからよく分からないけど、どうもメッセージ性の強い曲ではないみたい。また曲もREUNION やZombiesみたいにサッと聴いてパッと高揚するような感じでもなく、しっとりとした染み入るようなバラードとも違う感じ。まだちゃんと聴き取れてないから正直受け止めきれないけど、彼らが今表現したいものを届けようとしてくれるのは嬉しい。気軽にどんどん作って!そして届けて欲しいな!
メンバー紹介・MC
ドラム 玉田豊夢
ベース 山口寛雄
キーボード 皆川真人
ギター tasuku
の順で。
「残った2人がポルノグラフィティ ですが〜」とここでボイスストラップで「ハルイチ ー!」と呼ばせるつもりが…。チャカチャカチャカチャカ………としか聞こえない……。
晴一(苦笑)「うん、聞こえてる、聞こえてる!電車の中の(ヘッドホンする仕草)音漏れくらいに聞こえてる!」
この後晴一のMCタイムだったけれどちょっとメモ取れず、「~~変わらんために変わっていくことがあるけえね…。う、うーん、なんだか良いこと言おうとしすぎて出口が見えんし!(苦笑)まあ、またみんなとは会えると思うし、その日を楽しみにしたいと思います」
晴一「ボーカルは~」会場「チャカチャカチャカチャカ……」
昭仁「・・・ありがとう~!」(がっかりのポーズ)
昭仁「今日はラバップ 限定のライブということでここにいるのは全員会員の皆さんです!」
晴一「そうじゃ!そうじゃった。みんな来てくれてありがとう!」
昭仁「初日が限定ライブで良かった。今日のこれ(盛り上がり)があれば、わしたちも自信もって行ける!」
昭仁「この2年の間にお互いソロ活動をしてまして。ポルノが母屋だとしたら離れの活動をしてたんだけど、離れでもそれなりに充実した活動をしたな〜と思っとんじゃったけど。でも今回母屋に帰ってきて改めて母屋は凄いんじゃ、ということに気が付いて。よく見たらここにこんなにええ柱立ってるんじゃ。ここにはえ え壁紙つこうてる。こういうのはみんなが作り上げてくれたもので、大事に使っていかなきゃいかん。そんなことを改めて思ったんじゃ」
昭仁「これからツアーに出るけれど、僕らの楽しく音楽やってる姿を見て、それが少しでもみんなの力になればいいなと思います。よろしくお願いします!」
晴一「今日は本当に楽しかった!」
昭仁「愛が圧になって、ペース配分がきかんようになって、リミッター外れてしまいました」「こんな時だからこそアホになれー!ラスト一曲、ジ・レンマ!」
EN02 ジレンマ
最後なので、声は出せなかったけど飛んだり跳ねたり。手を振り回して!!!
ジレンマって不思議な曲だ。アンフェや神神のときのようにクッソかっこいい曲にもなれるし、こんなラスト一曲にスカッと終われるような絶妙な短さで、歌詞にも意味があるようなないような(いや、あるけど!)で、ちょっとしたアイコンにもなれる曲なんだよね。本当は曲の位置を決めて欲しくない私だけど、きっとジレンマの代わりってなかなか無いだろうな・・・と思ってる。だって他の曲だと意味がありすぎて重いんだよね。頭を空っぽにしてリズム、音だけを楽しむことが出来ない。
曲が終わった後、全員前に出てきてソーシャルディスタンスを保ったまま挨拶。
サポメンズがハケ るとき、晴一はグーでタッチ。昭仁はヒジでタッチ。
生声の前に晴一が唐突に歌い出す「私は~私と~」なになに!?なんで!?!???サウダージ を???にやにや笑う晴一くん。なにがあったのかよく分かんなかったです…。
晴一「ツアーに行ってきます!今日はありがとう!」
昭仁「皆さんのおかげで今日は最高の一日でした。皆さんはどうでしたか?また会いましょう。ありがとう!」
ところで終わった後に、ライブを観に来てたらしいアミューズ 社長の中西さんがこんなツイートを。
そういえばこんなこと言ってたかも~~。どこで言ってたのか全然覚えてないけど。本当にポンコツ な記憶力で嫌になっちゃうな~~。
今回やっぱりこのご時世を鑑みて、悩みながらエントリーしたチケットが当たって。それでも本当に行っていいのかなという葛藤はずっとあって。まぁ参加しちゃったわけだけど、マスク必須で声出せなくて〜のこれが本当に笑い話になる日は来るのかな。幸いこの文章を書いてる今現在(2021年10月)は感染者が劇的に少なくなって来てるんだけど、世界はそうでもないみたい。また悪夢のような日々が来ないとも限らない。てか来るだろうと考えるのが自然。
それでもまだ彼らの活動が続くなら、きっと私は悩みながらライブに行ったり取りやめることを考えたり、ぐるぐるとした思考を抱えながら生きてゆくよね。やっぱり好きだもんね。たぶん彼らもぐるぐるとした思考を抱えて悩みながら、それでも活動していくだろうなと思っているから。
さて、会場を出るときにこんな小冊子(?)を渡された。
中を開くとメッセージが!
そして今日のセットリストとテーマソング3曲の歌詞と解説付き。
おお、今までになく素晴らしいサービス。良い記念になりました。素敵なライブをありがとう⸜(*ˊᵕˋ*)⸝